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(idea 2026年2月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
写真:令和7年度の親睦会の様子。
JR大船渡線千厩駅、一関市立千厩小学校、一関市立千厩中学校、一関市立千厩病院などの公共施設のほか、多くの企業、事業所が立地している。班は8班体制で、自治会加入は84世帯。行政区は千厩3区。
JR大船渡線千厩駅を気仙沼方面に300m程進むと、国道284号線沿いを100mの花壇が彩ります。かつては200m規模だったというこの花壇は、駒場自治会が住民参加型で整備しているもので、市の花いっぱいコンクールでは複数回入賞しています。自治会長の千葉隆生さんは「200mもの花壇を地域住民の手で彩れたのは団結力の強さの表れ」と誇らしげに語ります。今年は夏の高温、渇水で管理に苦労したものの、約千本のサルビアが赤い絨毯のように咲き誇り、通る人の目を楽しませました。
毎年8月15日には、千厩駅前広場で、自治会独自の夏祭り(こまば盆踊り大会)を開催しています。祭りの運営は自治会役員が行い、焼き鳥や焼きそば、飲み物の販売(出店)などは青年部が中心となって担当。PTA部(子ども会)も人数が少ないながら協力し支えています。地域外に住む「お孫さん」たちが帰省に合わせて訪れるなど、世代をつなぐ賑やかな行事として親しまれています。
近年では千厩町内の企業で働く外国人の方々が見物に訪れることもあるそうですが、「一緒に踊ろうと声をかけるのだけれど、なかなか上手くはいかないね」と苦笑いする千葉さん。国籍を越えた交流の機会にもつなげようとしています。
各種感染症を考慮し、親睦旅行等、コロナ禍以降休止中の事業もありますが、人口減少や少子高齢化が進む中でも、同自治会では部会(総務部、運動部、青年部、女性部、PTA部)が中心となり、様々な事業に住民主体で取り組んでいます。
11月には、千厩農村環境改善センターを会場に、一日がかりの「親睦会」を開催。運動部によるスポーツレクリエーションから始まり、お昼には芋の子会とまちづくり自治会セミナー(千厩地区まちづくり協議会との連携)、夕方からは歌謡ショーと、多彩な交流事業を同日開催。参加者は約70名と、大規模な催しとなっています。
千葉さんは「コロナ禍で中断したものの、復活できたのは自慢。むしろ、復活後は規模の縮小や、子どもも参加できるような内容にシフトするなど、中断を機に時代に合わせた見直しを行いました」と振り返ります。かつては手作りだった芋の子汁も、現在は地元業者に依頼するなど、無理のない運営スタイルへと変更しました。
また、運動部の呼びかけにより、千厩地域全体で行われるスポーツ行事にも積極的に参加しており、地区民運動会では様々な競技に出場。優勝を目指すだけでなく、声を掛け合いながら楽しむ姿が見られ、同自治会は千厩地域で行われる事業には欠かせない存在となっています。
女性たちの活動も活発で、サロン活動やパッチワークなど、趣味の集まりを中心に、住民が気軽に集える憩いの場が複数あります。こうした多面的な取り組みを通し、世代を超えて支え合いながら、地域の活力とつながりを守り続けています。
同自治会が抱える大きな課題のひとつが「なり手不足」です。70代になっても現役で働く住民が多く、自治会役員として活動できる人材が限られています。
子どもの数も減少し、PTA部や子ども会の活動は縮小せざるを得ない状況。集会所の老朽化も深刻で、維持管理の負担が年々大きくなっています。加えて、これまで8班体制でしたが、住民の高齢化を受けて、体制を見直す必要性も……。地域行事の継続だけでなく、日常的なコミュニケーションや安全安心な暮らしをどのように維持していくかが今後の重要な課題です。
駅や公共施設がそろい、生活利便性の高い同自治会エリアですが、地域を支えていた企業・事業所の撤退や、住民の自治会活動への参加意欲減少により、「以前ほどの賑わいは見られなくなった」と、千葉さん。近年は外国人住民も増え始めており、彼らと何を共有し、彼らを受け入れることで地域にどのような価値を生み出せるか、共に考える環境づくりが必要だと考えています。
「これからの自治会運営は、時代に合わせて無理なく続けられる活動を追求し、住民同士の声がけを大切にしながら、安心・安全で温かい地域を目指していきます」と、「できることを、できる形で」続けています。
まつかわ きょうこ
松川 京子さん
1期2年目。班長から事務局を経て、事務局長へ。「自治会役員、会員の方々に助けていただきながら、日々勉強中です」と、前向きに向き合っています。
A.チームワーク
開館時間
9時~18時
休館日
祝祭日
年末年始
(12月28日から翌年1月4日まで)
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