還過爺+αバンド

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せんまや夜市「夜市ライブ」での演奏(令和5年5月)

せんまや夜市「夜市ライブ」での演奏(令和5年5月)

基本情報

(idea 2023年12月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 高齢者福祉施設への演奏ボランティア活動や、各種地域イベントでのバンド演奏を通じて、地域住民の「健康長寿」に貢献すること目的に活動中。ボーカル、ドラム、キーボード、ベース、リードギター、サイドギターの6パート(6人)体制。

思い出を呼び起こし、思い出を作る

若かりし頃の「感覚」を取り戻しながら

 火曜日の夜、一関市藤沢市民センターに手際よく運び込まれる楽器やアンプ。セッティングを終えると、ドラムスティックの音を合図に演奏が始まります。

 

 ドラムを担当するのは会長の小野寺栄一さん。楽器経験はあるものの、ドラムは未経験で、ほかのメンバーも結成時には約40年のブランクがあり、「ほぼ一からのスタートだった」のだとか。「ギターの指づかいを取り戻すまで半年はかかりましたね」と、事務局(ベース)の小野寺東さんは振り返ります。

 

 還暦を過ぎた男性4人で「還過爺バンド」を結成し、結成後まもなく、還暦に至っていない女性メンバーが加わったことで「還過爺+αバンド」となった同会(ボーカルとキーボードの女性以外は60歳超え・平均年齢65歳)。コロナ禍でも休むことなく、週1回約1時間半の練習を続けています。

飲み会を機に結成した地域貢献バンド

 バンド結成のきっかけは同級生3人(栄一さん、東さん、千葉秀一さん)の飲み会でのこと。3人は20代後半に3~4年程「藤沢軽音楽同好会」というバンドを組んでいました。藤沢町内で中高生時代に吹奏楽を経験していた若者が集まり、ビッグバンド形式で歌謡曲やジャズ、ポップスやラテンなど様々なジャンルの楽曲を演奏するバンドで、メンバーは15名ほど。町内での定期演奏会の開催や、県内のビッグバンドが集うイベントに参加するなど、活発に活動していましたが、仕事や家庭に忙しい年代に入ったことで、バンドは自然消滅しました。

 

 バンド活動はなくなったものの、同級生の飲み会で時々顔を合わせていた3人。66歳の時、東さんから「定年を迎えて何かと今までより時間に余裕がある。一緒にバンドを結成してみないか?」という提案が。楽器演奏のブランクや、体力面の不安もありましたが、「バンド結成」に対する楽しみな気持ちが勝り、「やってみるか」と話が進みました。 

 

 平成29年6月、ジャンルにとらわれず、演奏を楽しむバンドとして「還過爺バンド」を結成。かつてのビッグバンド仲間・佐藤光雄さんをリードギターとして迎え入れ、4人での活動がスタートしました。

 

 スタートとともに4人が検討したのはバンドの方向性。趣味の域に留めず、活動の目的・やりがいとして、高齢者福祉施設等への演奏ボランティアを主軸にしていくことに。「歌を聴いたり、歌うことで脳の血行がよくなると言われているし、歌詞を覚えれば記憶力のトレーニングにもなる。思い出の曲で昔の出来事を思い出すことができれば、脳が活性化する」という、歌の力を活かしたいという想いからの選択でした。

 

 結成から約8か月後の平成30年2月、初のミニコンサート開催を皮切りに、周辺地域のデイサービスセンターや老人ホームに積極的に声をかけ、演奏ボランティアを重ねます。当初は「売り込み」形式でしたが、ボランティア団体として認知されると、施設側から「呼ばれる」ようになりました。

 歌謡曲や演歌、ポップス、メンバーが幼少のころから憧れていた「ザ・ベンチャーズ」の曲など演奏ジャンルは様々。「お年寄りの方の前で演奏するとなると、往年の曲を披露することが多くなりますね」と、聴衆に合わせて曲選びをしています。

 

 地域イベント等にも積極的に参加。年配の方には懐かしく、若年層には新鮮に聴こえるメロディを通して世代間での話題づくりにも貢献しています。

今だから実現できた「夢」

 

 「子どもの頃からベンチャーズのエレキギターなどに憧れてきたけど、当時は高価だったからね。やっとギターを手に入れ、ビッグバンドを始めるも、働き盛りの年代になってからは忙しくて……。今になってあの頃の夢を叶えることができた」と、活動の喜びを語るメンバーたち。「一人ひとりが音を奏でることに対して、楽しみ、面白味を感じて、一回一回の稽古の奥深さを感じることが大事かと思っています」と、東さんが続けます。

 

 平成31年から「藤沢町芸術文化協会」に登録し、「藤沢芸協チャリティーショー(収益金は一関市社会福祉協議会藤沢支部へ)」等にも出演。「聴いてくれる人も元気に、演奏する我々も元気に」をモットーに、各所で懐かしいメロディを響かせながら、地域の芸術文化活動や福祉活動に参画し続けます。

バンド活動の「魅力(楽しみ)」は?

会長(ドラム)

還過爺+αバンド 会長 小野寺栄一さん

おのでら えいいち

小野寺 栄一さん

小学生の時にウクレレを弾き始めて以来、トランペットなど様々な楽器を経験。今は同会結成を機に始めたドラムの腕を磨いています。

 

A.青春

事務局(ベース)

還過爺+αバンド 事務局 小野寺東さん

おのでら あずま

小野寺 東さん 

ビッグバンド時代からベースを担当。趣味でスピーカーを集めており、音響設置も担当。機材のトラブルに対応することも。

 

 A.練習後のビールが楽しみ!!


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普段の練習風景

練習風景

毎週火曜日の練習。音出しに始まり、楽曲毎の練習はもちろんのこと、本番に向けての機材類のチェックも怠りません。

 

チャリティーショー

チャリティーショーの様子

過去2回「藤沢町芸術文化協会」主催のチャリティーショーに参加。藤沢文化センターのステージを盛り上げます。

 

演奏機会を開拓して

「いちのせき市民フェスタ」での様子

コロナ禍以降、演奏機会が減ったため、イベント等には積極的に参加。「いちのせき市民フェスタ23」での演奏の様子。

 

「藤沢野焼祭」にて

「藤沢野焼祭」での演奏

 

平成30年の初出演を機に、野焼祭の特設ステージにも継続出演。写真は3年ぶりに開催された令和4年度の野焼祭での演奏。

 

 


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休館日

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