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川の駅子ども食堂を運営する会

(idea 2026年4月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

写真 令和7年5月 第1回「川の駅子ども食堂」開催時の集合写真の画像

写真:第1回「川の駅子ども食堂」開催時の集合写真(令和7年5月)

 

※問い合わせは一関市川崎市民センターへ

TEL:0191-43-3112

 

基本情報

 一関市川崎市民センターを拠点に、川崎地域における、子どもから大人までの居場所づくりとして「川の駅子ども食堂」を年に6回開催。令和7年4月発足、会員44名。※一関市「みんなの食堂支援事業」も活用

 

 

安心と笑顔が生まれる居場所づくり

「人とのつながり」が感じられる居場所を

 

 「川の駅子ども食堂を運営する会」は、子ども食堂の運営を通じ、子どもの健全育成や世代間交流を図ることを目的として活動している団体です。現在、会員は44名。年齢や職業も様々なメンバーが、「子どもたちの笑顔のためにできることを」という思いのもと、力を合わせて運営を行っています。

 

 活動のきっかけとなったのは、一関市社会福祉協議会川崎支部が令和6年度に試験的に開催した3回の子ども食堂。一関市川崎市民センター、川崎町子ども会育成会連合会、川崎岩手ライオンズクラブなどと連携しての開催でした。「支援する側とされる側という関係ではなく、地域に暮らす一人ひとりが主体となり、できることを持ち寄って支え合う」という「地域共生社会」の考え方で行われた事業であり、この考え方に共感した地域住民が「自分たちにもできることがあるはずだ」と、立ち上がったのです。子ども食堂の試行と同時進行で準備会を立ち上げ、令和7年4月、個人・団体40名で発足しました。

 

 同年5月、第1回目として、子どもの日の「かぶとづくり」とカレーライスを提供。その後も季節行事等も意識しながら、令和7年度は計6回の子ども食堂を開催しました。はじめは小規模でしたが、運営に慣れていくと、提供する食事の内容や品数も充実していき、口コミを通して参加者も増加。スタッフと参加者合わせて100人程が集まる規模に広がっています。「『ここに行けば温かいご飯が食べられる、誰かに会える』と思ってもらえる場所になれば」と、会長の小山範輝さんは語ります。

 

「得意」を見つけ合い、「好き」を活かし合う

 

 活動を通して見えてきたのは、地域には、調理が得意な人、工作や手芸が得意な人、子どもとの関わりや場づくりが上手な人など、様々な「特技を持った人」がいるということ。小山さんはそうした一人ひとりを、親しみと感謝の気持ちを込めて「ペガサス」と呼んでいます。

 

 ペガサスの存在によって、同会の子ども食堂は単なる「食事を提供する場」に留まらず、体験を通して学び、楽しみ、安心して過ごせる場所へと広がっています。栄養や彩りを考えた温かい食事を用意してくれるペガサス、工作や製作活動を通して子どもたちの想像力を引き出してくれるペガサス。子どもと接するのが得意なペガサスは、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら声をかけ、自然と笑顔が生まれる空間をつくっています。

 

 さらに、中学生ボランティアの存在も大きな力となっています。配膳や片付け、子どもたちの見守りなどを進んで行う姿は、年下の子どもたちにとって良いお手本であり、地域の未来を感じさせてくれます。

 

 こうした多様な力が重なり合うことで、毎回の活動にはそのときならではの色や個性が生まれます。「こんなこともできるかもしれない」「あの人に声をかけてみよう」といった前向きなアイデアが次々と生まれ、活動の幅は少しずつ広がってきました。「地域の中には、まだ私たちが出会えていないペガサスがきっといるはずです」と会員のみなさんは語り、「特別な資格や経験がなくても、『ちょっと手伝ってみたい』『自分の得意なことを生かしたい』という思いがあれば、それだけで立派なペガサスです。今後も、そうした人たちと出会い、つながりを広げながら、子どもたちにとって安心できる居場所づくりを続けていきたい」と小山さんは笑顔で続けます。

 

みんなで育てる子ども食堂

 

 「食事を提供する場所」であると同時に、「人と人がつながる場所」でありたいと考えている同会は、他団体とも積極的に連携し、体験型企画を盛り込んでいます。福祉作業所の利用者とのニュースポーツ体験や、東磐地区技能士会の指導によるものづくり教室など、交流・体験活動と食事提供を組み合わせることで、「またやりたい」「次はいつ?」という嬉しい反応が。そうした反応や、実施する中で見つかった課題は、次回に向けた大切なヒントと捉え、反省会で丁寧な振り返りを行い、より良い形へと育てています。

 

 「小さな出会いや会話が、地域を少しずつ温かくしていく」という思いから、地域内のサロン活動等への食事提供や、長期休暇中の寺子屋を開催するなど、活動の幅を広げ続ける同会。子どもたちの「おいしい!」という声と笑顔を原動力に、地域とともに成長し続けます。

 

Q.活動におけるこだわり、モットーは?

会長

会長:小山 範輝(おやま のりき)さん

おやま  のりき

小山 範輝さん

小学校教諭の傍ら、メロン栽培にも28年間取り組む。同級生の鈴木さんの誘いで関わり、企画運営好きな性格から、気づけば会長に。

 

 

 

A.子どもに笑顔を

 とどけたい

事務局

事務局・鈴木 久仁子(すずき くにこ)さん

すずき  くにこ

鈴木 久仁子さん

市の保健師を退職後、一関社会福祉協議会川崎支部の職員となり、子ども食堂の試行に尽力。会の発足後は個人として事務局を担当。

 

 

 

A.楽しくつながる

 ~子どもから高齢者まで~

 


photo gallery

スタッフも一緒に

団体紹介① 12月はクリスマスを意識した子ども食堂の様子。

季節やイベントに合わせてメニューを考えており、12月はクリスマスを意識。デザート(ミニケーキ)までついて、大満足♪

 

大人も「カワコレ」

団体紹介③ 子どもたちだけでなく、大人スタッフもランウェイに立つ様子。

子どもたちだけでなく、大人スタッフもランウェイに。クリスマスカード作りなどもあり、盛りだくさんの一日でした。

 

 

12月は「カワコレ」

団体紹介② カワコレに向けてアレンジした衣装で出場したランウェイに立つ様子。

小中学校等がものづくりマイスターの派遣依頼を行うと、その地区にいるマイスターが派遣され、実演・体験等を行います。

 

川の駅子ども寺子屋

団体紹介④ 令和7年度は冬休みに合わせて、宿題等の見守りする子ども寺子屋の様子。

令和7年度は、冬休みに合わせて、宿題等の見守りを開催。居場所提供が目的ですが、会員が勉強を教える場面も。

 


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