※お願い※

記事内の写真や資料は、当情報誌での使用について許可をいただいて掲載しております。

無断での転載などの二次利用はご遠慮ください。

 

石畑振興会(川崎)

(idea 2025年12月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 

写真:令和6年に行われた石畑研修センターの草刈りの様子

写真:石畑研修センターの草刈り時の様子(令和6年)

 

基本情報

石畑振興会(川崎/薄衣)

 薄衣地区内の塞の神、石畑、竹の沢、千石、滝野に、63世帯、約180人が暮らす。7班体制。自治会は部会制で、総務部、教養文化部、産業部、体育部、防災部、子ども会育成部、女性部で構成。

 

豊かな自然と人のつながりを大切に

研修センターを中心に広がる地域活動

 

 一関市川崎町の東部に位置し、千厩地域と藤沢地域に隣接する石畑振興会(以下、自治会)。地域の拠点となるのは、昭和58年に設立された「石畑研修センター」です。避難所としても整備されたため、川崎地域内の他の自治会館に比べ、広い敷地を有し、地域行事や学習会、スポーツの練習など、多くの場面で活用されてきました。館内には川崎地区民運動会などで獲得した数々の賞状が飾られ、スポーツが盛んだった当時の活気を今に伝えています。「かつては川崎地区民運動会に出場する前に、研修センターで練習を重ねるのが恒例だった」と、自治会長の澤田公司さんは当時を懐かしみます。

 

 自治会運営は7つの部会(総務、教養文化、産業、体育、防災、子ども会育成、女性)を中心に行われているほか、花壇整備や一関市の一斉清掃に合わせたごみ拾い、幹線道路沿いや研修センターの草刈り、自治会内の支障木伐採など、地域の環境保全活動も積極的に実施しています。面積が広い分、研修センターの維持管理には手間もかかりますが、「自分たちの地域を自分たちで守る」という意識のもと、住民同士が協力して作業にあたっています。

 

顔の見える関係づくり

 

 一般的に1年交代の輪番制が多い「班長」ですが、同自治会では「班長当番表」を作成し、1か月交代で各戸が順番に班長を務めています。自治会発足時からの仕組みとのことで、班長は区長から受け取った配布物や回覧版を班員に配布するほか、地域行事の連絡などがあれば、班員に声かけを行います(農家組合の班長も兼務)。

 

 「1か月だけの当番なら気軽にできる」「顔を合わせることで安心できる」と、負担が少ないだけでなく、隣近所と顔を合わせる貴重な機会として、住民には好評です。「仕事の多い月と少ない月があり、例えば6戸の班だと、毎年同じ家が同じ月の担当になってしまいます。同じ家ばかり負担にならないよう、担当月を年によって変えるなど、工夫して負担を分散しています」と副自治会長の廣長秀一さん。無理なく継続できる仕組みが地域のつながりを支えています。

 

 子どもたちを地域全体で見守る活動も展開しており、集団登校時の安全見守り活動は年3回実施。祖父母世代が自治会内にある千石河川公園から一関市立川崎小学校まで、子どもたちと一緒に歩きます。「地域安全運動」に合わせて行われるこの活動は、世代を超えた交流の場にもなっています。

 

 防災部も毎年様々な事業を実施。一関東消防署川崎分署の職員を招き、通報訓練や防災セミナーを実施したり、火災警報器の設置状況を確認しながら点検や声かけを行った年も。防災意識の向上を図るとともに、この活動でも住民同士の顔の見える関係づくりを促進しています。近年は、全国的に高齢者を狙った犯罪が増えていることや、集落内でも不審者案件が発生していることから、住民との情報共有、連携体制の構築など、「いざという時に支え合える地域」を目指したいと澤田さんは意気込みます。

 

世代同士、世代を超えた新たな交流へ

 

 「果報団子づくり」や「さなぶり」など、伝統行事を積極的に行っていた同自治会ですが、コロナ禍に休止し、新しい形での再開や、次世代へ伝えるための仕組みを検討しています。

 

 近年は「長生会(老人クラブ)」を中心に、ボッチャで自治会が盛り上がっており、スポーツ文化が根づく石畑らしく、シニア世代も意欲的に参加しているとか。川崎地域内の予選を勝ち抜き、市の大会へ出場するほどの盛り上がりを見せています。子ども会との合同ボッチャ大会の開催も検討しており、世代を超えた交流が自然に生まれています。また、これまで隔年で実施していた研修旅行を、毎年行う方向で検討中とのことで、住民同士の親睦を深める機会はさらに拡充されていきそうです。

 

 その一方で、少子高齢化や担い手不足など、活動継続への課題もあります。女性部と教養文化部の事業を統合するなど、部会の再編を進め、より柔軟で参加しやすい体制づくりを模索中です。「堅苦しい仕組みではなく、住民同士が気軽につながれる関係性を大切にしたい」と、澤田さんは語り、「若い人に任せたい気持ちもあるが、70代がまだまだ元気」と笑います。世代を超えて一緒に体を動かす、明るく前向きな雰囲気が、自治会運営の活力になっています。

 

Q.集落の自慢は何ですか?

自治会長

石畑振興会 自治会長 澤田 公司(さわだ こうし)さんの集落の自慢

さわだ  こうし  

澤田 公司さん

2期3年目。自治会長就任前は、会計を10年担当。元気な先輩方を巻き込みながら地域運営を行っています。

 

 

A.優秀な人材

 ただし 人数が足りない

 

副会長

石畑振興会 副会長 廣永 秀一(ひろなが しゅういち)さんの集落の自慢

ひろなが しゅういち

廣長 秀一さん

2期3年目。生まれも育ちも石畑。転勤族でしたが、仕事も落ち着き、住民の声を自治会運営へ反映させています。

 

 

 

A.助け合い&シルバーパワー

 

 


photo gallery

「健康づくり友の会」

石畑振興会 健康づくり講座「健康づくり友の会」の様子。

川崎支所保健福祉課が自治会等で行う健康づくり講座「健康づくり友の会」。女性部と教養文化部の共催で実施しました。

 

総務部が企画

石畑振興会 河川調査船「ゆはず」に乗り、北上川について学習する様子。

研修・教養活動の一環として河川調査船「ゆはず」に乗船し、川崎地域を流れる北上川について学習しました(令和5年)。

 

 

年3回の見守り活動

石畑振興会 普段から集団登校をしており、約2kmを一緒に歩く様子。

令和7年度の小学生は5人。普段から集団登校をしており、千石公園から川崎小学校までの約2kmを一緒に歩きます。

 

ロープワーク講習

石畑振興会 ゆはず乗船後、北上川サポート協会による「ロープワーク講習」を受講しする様子。

ゆはず乗船後、NPO法人北上川サポート協会による「ロープワーク講習」を受講し、防災意識を高めました。

 


HOME