合同会社 農家レストラン ぬくもり

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食の匠 千葉 秀子さん
食の匠 千葉 秀子さん

基本情報

(idea 平成28年4月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

◆食の匠:千葉 秀子さん

◆連絡先:〒029-0202 一関市川崎町薄衣字上巻121

◆電話:0191-43-2721

◆FAX:0191-43-2721

◆利用時間:11:00~14:00

(5名様以上要予約)

おふくろの味は地域の宝~未来へつなげ郷土の食文化~

何事にも常に挑戦する心を

 岩手県の南端に位置し、仙台藩の流れを汲む餅料理文化圏、一関市。餅と同等に地域の伝統食として小麦粉に水を加えて練り生地を薄くのばして茹でた「はっと汁」も昔から親しまれてきた食文化です。とくに川崎町では、地域を流れる北上川で8月末から10月頃にかけて捕れたモクズガニから出汁をとり、はっとと旬の野菜を煮込んだ「カニばっと」が各家庭のおふくろの味でした。

「時代の流れとともに食の変化が激しかった頃、近所のお爺さんから昔ながらのカニばっとの作り方を受け継いだ」と振り返るのは、農家レストランぬくもり代表の千葉さん。昭和62年生活改善グループの活動をきっかけに郷土料理の伝承や研究、他グループとの交流などを行い平成8年岩手県認定の「食の匠」となりました。

 千葉さんは、千厩の農家で生まれ育ち、嫁ぎ先でも稲作と葉タバコを生産。どんな農作物を育てるにも土づくりからこだわり、日々挑戦してきました。「転機が訪れたのは50歳の頃」と語る千葉さんは現在75歳。現在も朝5時から加工食品の仕込みを始め、従業員とともに挑戦することを常に忘れない元気なお母さんです。

次世代へつなぐ食文化

 川崎町の国道沿いに小屋を建て、生活改善グループの仲間たちと産直「ふれあい市」を開店したのは昭和64年のこと。当時は野菜や果物(りんご等)の販売でしたが、「付加価値を付けて販売したい」というグループの思いと、持病の腰痛が悪化したことで、農業以外での収入を考え始め農産加工や経営について学び始めました。

平成7年から「かわさき農産加工推進研究会」に参加し、地元産を最大限に生かした農産加工品について研究を行い、その成果が実り平成9年には自家製野菜の加工販売に関する営業許可を取得しました。

 「グループの活動を通し技術や知識、経営管理など様々な勉強ができたこと、多くの人と出会えたこと、一緒に頑張ってきた仲間、すべてに感謝です」と振り返る千葉さん。「農家レストランを起業したきっかけも、生活改善グループの研修会に参加し各地域の事例を見聞きした中から、『私も川崎村の食文化カニばっとを次の世代に伝えたい。この味を知ってもらいたい』という思いと『自然豊かな我が家で癒し、安全な素材にこだわった郷土料理を提供したい』という思いが強くなり、挑戦してみようという気持ちが強くなった」と続けます。さらに千葉さんは「自分が今まで経験したこと学んだことは惜しみなく伝承していきたい」と後継者育成に力を入れています。

笑いも涙も二人三脚で支え合う

 カニばっとの主役モクズガニ漁の名人であり一緒に野菜を作るパートナー、なによりも頑張り屋の千葉さんの肩をそっと後押しし、支えてくれるのが千葉さんのご主人。「昨年の10月道の駅かわさきの中にレストランぬくもりを開店した時は、この歳で新しいお店を持つことには悩み考えましたが、家族の支えや地域の支え、なにより地域に恩返しをしていきたいという気持ちが強まりました。さらに、たくさんの方に食してもらい、郷土料理を知ってもらえるチャンスですから。それに旦那さんの協力が大きくて」と語ります。今までは自宅を開放した農家レストランで予約制でしたが、道の駅でレストランを展開するにあたり「多くの方々に郷土料理を振る舞える」と千葉さんの挑戦は続くのでした。

今回の取材で特別にご用意してくださったカニばっとと餅のセット。餅は川崎名物炒め納豆でした。道の駅かわさき内でのレストランの他ゆっくり味わえる農家レストランぬくもり※もこれまで通り運営されています。 ※農家レストランぬくもりは5名様以上での予約が必要です。
今回の取材で特別にご用意してくださったカニばっとと餅のセット。餅は川崎名物炒め納豆でした。道の駅かわさき内でのレストランの他ゆっくり味わえる農家レストランぬくもり※もこれまで通り運営されています。 ※農家レストランぬくもりは5名様以上での予約が必要です。

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  • 祝祭日
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