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株式会社 みずの(ファミリー衣料 みずの)

(idea 2026年4月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 

基本情報

 総合衣料・日用雑貨を取り扱う「株式会社 みずの」の前身となるのは、大正10年、花泉駅前に開業した「水野呉服店」。昭和60年には従来の「呉服主体の商売」から「ファミリー衣料店」への劇的な事業転換を図り、昭和63年、現在の「株式会社 みずの」として法人化。平成7年、現在地に店舗を移転。地域住民の家計を支え、買い物の楽しさを通じて地域社会の活性化に貢献する。

 

買い物の喜びをこのまちで。100年続くおもてなし

呉服からファミリー総合衣料への転換

 

 大正10年、花泉駅前に「水野呉服店」を創業したのは、初代・水野三郎さん(現代表の祖父)。丁稚奉公で培った商いの心と、行商でコツコツと貯めた資金を元手に、駅の発展を見据えて築いた第一歩でした。

 

 戦後、二代目・文雄さん(現代表の父)が洋装化の流れを汲んで洋服の取り扱いを始めますが、昭和55年に三代目・正明さん(現代表)が帰郷した頃、着物離れは一層進んだため、高級羽毛布団の取り扱いも開始します。

 

 正明さんが最も苦悩したのは、当時の主流だった「貸し売り」の商法でした。「無理に売りつけるのではなく、心から喜んで買っていただきたい」という葛藤が限界に達していた昭和60年、年商一億円を突破するための具体的なノウハウを教える会員制の経営研究会「一億クラブ」と運命的な出会いを果たします。ゼミ内の事例発表にて、全国の繁盛店の主たちが語る「お客様をワクワクさせる商い」に衝撃を受けた正明さんは、反対する初代を説得し、反物を全て売り切るという不退転の決意で洋品店へと完全転換。「良い品をどこよりも安く」届けるため、自ら大阪の問屋街へ乗り込み、朝5時から並んで目玉商品を仕入れるなど情熱を注ぎました。かつて経験した、「無理に売りつける申し訳なさ」は消え、代わりに「安さに驚き、瞳を輝かせるお客様の笑顔」が店に溢れました。

 

 正明さんが目指したのは、買い物そのものを楽しんでもらえる場。その信念は「町一番の清潔で綺麗なトイレ」や「広い駐車場」の完備という、徹底したおもてなしの心として結実しました。お客様が心から喜ぶ姿を何よりの報酬とする正明さんの挑戦は、単なる店舗の転換ではなく、地域に愛され続ける「商いの心」の再発見だったのです。

 

父から子へ、時代を駆けるネットワーク

 

 平成21年、静岡での修行を終えた堅太郎さんが四代目として帰郷しました。幼い頃に見た曾祖父母の接客風景や、洋服を取り入れた祖父の継承、父・正明さんが時代に合わせて店を変革する姿を見て育った堅太郎さんは、地域と共に歩んできた店の歴史を大切に継承しています。

 

 その支えとなっているのが、三代目が経営研究会で培った全国の商友との絆です。かつて、父が先輩店主から仕入れのノウハウを伝承されたように、堅太郎さんも父が築いたネットワークを宝とし、現在も自ら毎月大阪へ足を運び、良質な品を厳選。SNSも駆使し、若い世代へ「最新の良品が地元で手に入る喜び」を発信しています。令和4年には、おもてなしの象徴であるトイレを再リフォーム。四代目も変化を恐れず、「お客様が笑顔で買い物ができる場」を守っています。

 

 100年の歩みと全国の仲間との繋がりを大切に、「みずの」は、これからも地域の皆様の何気ない毎日を、心地よい笑顔成21年、静岡での修行を終えたで彩り続けます。

 

企業紹介① 代表取締役の正明さん(右)と店長の堅太郎さん(左)

代表取締役の正明さん(右)と店長の堅太郎さん(左)

 

企業紹介② 衣料品や日用雑貨のほか、流行のシールも大量入荷中!

衣料品や日用雑貨のほか、流行のシールも大量入荷中!

 

企業紹介③ 花泉店の外観。

花泉店の外観。

 


〒029-3102 

一関市花泉町金沢字水門97

TEL 0191-36-1033/FAX 0191-36-1039

Instagram:mizuno_hanaizumiten (本誌裏表紙参照)

 

 

 

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