一関市千厩 仏坂自治会

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一関市千厩 磐清水 仏坂自治会

毎年秋に防火訓練、芋の子会と合わせて行うさなぶりスポーツ大会

基本情報

(idea2019年11月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 昭和60年設立。59世帯191人が暮らす農村地域。総務部、産業部、福祉厚生部、体育文化部、青少年部、女性部、高齢者部と自主防災組織で組織されています。

ホンによいとこ仏坂(『新仏坂音頭』より)

緑と水、花が彩る仏坂

 千厩町磐清水地区内で大東町と東山町に隣接する仏坂自治会。地区内には「磐清水」の由来でもあり、長寿を保つ霊水といわれる「仙翁水」が湧き出る、自然がきれいな地域です。そんな緑豊かな仏坂を彩る「まごころ花壇」について、「自治会で特に力を入れている活動です」と話すのは自治会長の伊藤仁志さんと前自治会長で現在は自治会運営委員、行政区長を務める亀卦川一男さんです。 

 花壇は、福祉厚生部が中心となり、毎年テーマやレイアウトを考え、各班が協力しながら管理をしており、一関市の花いっぱいコンクールでは、千厩町内の一般花壇部門で何度も最優秀賞を受賞しています。「自治会長は自分の代で賞を逃すわけにはいかないというプレッシャーもあるね」とお二人は笑顔を見せます。

 今回は、自治会活動を牽引するお二人に、仏坂自治会のこれまでの活動や近年始めた新たな取り組みについてお話を伺いました。

 

声を掛け合い、今いる人でやれることを

 「仏坂は団結力がすごい」と話す伊藤さん。大人はもちろん、年間を通して子どもたちと一緒に取り組む活動も盛んです。

 4月には仏坂内にある多賀巣神社の例大祭に自治会でも協賛として参加しており、神輿を集落センターから神社に運ぶ際には、大人の神輿のほかに子どもも俵神輿(神輿に俵を乗せたもの)を担ぎます。近年、少子化で仏坂内の子どもだけで俵神輿を担ぐのは難しくなっていましたが、子供会育成会が自発的に磐清水地区内の他の育成会にも声をかけ、一緒に神輿を担いでいるそうです。秋には防火訓練、芋の子会と合わせて行うさなぶりスポーツ大会や、年末のしめ縄づくりなどにも親子での参加が多いそうです。

 「少子高齢化はどこも同じだが、いる人達で何をやるかが大切。『事業をやめてしまおう』という声があがることもあるが、最終的にはいつもみんなでまとまる。何かをやめるならそれに代わるアイデアを出さなければ」と伊藤さんは語ります。

 

地域の応援歌「新仏坂音頭」

 同自治会では昨年から、仏坂に伝わる「新仏坂音頭」の普及活動に取り組んでいます。きっかけは「磐清水梅の里地区民祭」での地区内の文化や歴史をテーマにした郷土劇「磐清水物語」。平成29年度は仏坂にある愛宕山がテーマでしたが、劇の内容を考えていく中で「そういえば仏坂には音頭があった」と思いだし、劇の中で仏坂の人達が踊ることになりました。

 初代仏坂音頭は既存の曲の替え歌でしたが、昭和63年にオリジナルの仏坂音頭を作ろうと仏坂音頭制定委員会を設置し、自治会内で歌詞を募集。8件の応募があり、当時仏坂にお嫁さんに来た小山カツヨさんが考えた、仏坂の名所などが散りばめられた歌詞が採用され、平成元年に「新仏坂音頭」が完成しました。

 自治会婦人部(現女性部)が誰でも気軽に踊れる振り付けを考え、その年の仏坂の盆踊り大会で披露されましたが、それ以来、披露する機会が減っていき、いつしか存在自体忘れられかけていました。  

 地区民祭での発表を機に改めて地域に伝えていこうと、長く使えるようにカセットテープからCD化し、CDジャケットには磐清水のシンボルでもある梅の花の写真を採用しました。

 自治会内で注文を取ったところ、ほとんどの世帯から注文があり、県立図書館にも寄贈。それ以来、8月に集落センターで開催する自治会の夏祭り・盆踊り大会にて、子どもからお年寄りまでみんなで輪になり踊っています。

 新仏坂音頭の歌詞の最後は「秋の取り入れ済んだなら 可愛いあの娘が 嫁に来る 住めば都と人は云う 未来(あす)へ伸び行く仏坂」というフレーズで締めくくられます。 

 亀卦川さんは「仏坂では、仏坂集落営農組合を結成し、昨年から田んぼの区画整備事業が始まっている。集落営農をやっていけるか不安の声もあるようだが、新仏坂音頭を新しい農業が始まる仏坂の応援歌にしていきたい」と今後の展望を語ってくださいました。 

Q.集落の自慢は何ですか?

自治会長

伊藤仁志 仏坂自治会 一関市 千厩

いとう ひとし

伊藤仁志さん

 

3期5年目。若者時代から青年部「仏坂WAGEASITAZU」を組織するなど自治会活動を引っ張ってきました。

自治会運営委員・行政区長

亀卦川一男 仏坂自治会 一関市 千厩

きけがわ かずお

亀卦川一男さん

 

伊藤さんの前に3期自治会長を務め、現在も役員として自治会活動を支えています。新仏坂音頭のCD化には孫の耀平くんも協力。


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まごころ花壇

千厩 仏坂自治会

ここ数年花いっぱいコンクールの賞の常連になっている花壇づくりは、自治会の一体感の醸成にもつながっています。

盆踊り大会

千厩 仏坂自治会

復活した「新仏坂音頭」をみんなで踊っています。自治会長さんも輪に加わり、輪が二列になるほど賑わったそうです。

例大祭での俵神輿

千厩 仏坂自治会

多賀巣神社へ奉納する俵を運ぶ俵神輿は子供会育成会で声を掛け合い、仏坂以外の磐清水地区の子どもも協力して担ぎます。 

毎年開催するお茶会

千厩 仏坂自治会

亀卦川さんの奥様が先生を務めるお茶会は女性部を中心に開催。「元気な女性部もこの時はおしとやかになる」と伊藤さん。


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