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(idea 2026年4月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。
写真:流通経済大学付属柏高等学校の生徒と
「むろね夏まつり」に参加した時の集合写真(令和元年)
平成30年に開通した国道284号室根バイパスが同自治会エリアのほぼ中央を通るが、浜横沢城跡や、勧請から750年以上経つとされる彌榮神社など、中世の歴史も残る。64戸(68世帯)約170人が暮らし、7班(入沢、宿前、天王前、笠松、打越、温坪、三峯の一部)体制。
人口約170人の集落でありながら、毎年150人程の学生(中学生~大学生)が合宿先として滞在するのが、室根第3区自治会が管理する三峯地区農村会館です。自治会としてではなく、「室根ランナーズクラブ」や第3区自治会に住む女性たちを中心に組織する「キッチンひまわり」による受け入れですが、自治会員にとっても様々な刺激となっています。
平成11年に一関市藤沢町出身の菅原和幸教諭が顧問を務める流通経済大学付属柏高等学校(千葉県)の夏合宿を受け入れたことがきっかけとなり、「周辺の環境や、地域住民との交流で、走力だけでなく人間力をみがくことができる」と、首都圏の高校駅伝部などが複数校訪れるようになりました。
「3区の女性有志が『キッチンひまわり』として、高校生たちの調理補助をしています。メニューは高校生が考えてくるので、時には栄養面のアドバイスも加えながら、食材の調達や、調理のサポートをする役割です。食材提供のために野菜栽培の規模を拡大した人もいて、交流だけでなく、そういう面でも生きがいになっているようです」と、合宿受け入れの仕掛け人でもある自治会長の金森勝利さんはその意義を語ります。
同自治会の特徴は4つの部会に巻き込む住民の数。7つの班から各部会に一人ずつ選出するため、総会で選出する部長・副部長を合わせると、自治会全体では36人もの部員が。「住民を巻き込むことで、活動を広げたい」という思いで、30年程前からそうした仕組みにしているそうで、部員による企画運営が定着した昨今は「自治会長は各事業の挨拶等をするのみ。手伝おうとすると『会長さんはいがす』と言われるので、完全にお任せしています」と、金森さんは笑います。
近年盛り上がりを見せているというのは青年体育部です。同自治会内には平成元年に当時の青年部が市道沿いの景観整備で植樹したツツジ並木があり、その剪定を青年体育部が担当しています。令和7年は剪定作業の同日に焼肉会を開催したところ、子供たちなども参加し、「昔やっていた夏祭りの様なイベントを復活させても良いね」という話が出てきているとのこと。
生活環境部は、市の一斉清掃含め、各種環境整備活動の旗振り役を担います。自治会全体で一斉に行う河川清掃と、班毎に段取りを組む道路清掃があり、班毎の部分については、生活サイクルの多様化を受け、日時指定ではなく、「〇日までに自分の家と隣の家までの間を刈ってください」という柔軟な指示にする班もあるなど、住民の負担軽減にも努めています。
移動研修やお茶会、料理教室など、活発な事業を行う女性部※は、敬老会の余興でも一芸を披露します。敬老会は当祝者だけでなく、自治会員は誰でも参加可能なため、一家で参加する家も。子ども含め60人程が参加し(うち、当祝者は15人程の参加)、女性部やゲストによる余興が会場を盛り上げます。
※他部同様に各班から1人ずつ女性部役員は選出するものの、自治会内の女性全てが部員。
約10年程前に、高齢者宅の除雪作業を自治会として対応する仕組みを作った同自治会。総務部が担当しており、10㎝以上の降雪があれば、対象者宅の除雪(門口から家まで)を行うよう、部長から部員に指示が出されます。指示を受けた部員(=各班に一人)は、自分の班の対象世帯に出動(部員が直接実働せず、自分の班の中で割り振ることも可能)します。
実はこの仕組みを作ったのも、総務部長時代の金森さん。「提案した時は事故などの懸念で後ろ向きな声もありましたが、何度か実働したことで、理解が得られました。去年・今年と降雪がなく、出動に至ってはいませんが、仕組みは各部員が把握しているので、いざという時には動けるはず」と、自治会長となった今は、総務部の判断や対応を見守りつつ、自分の班内の除雪には協力を続けています。
住民同士、顔の知れた関係性だからこそ機能する仕組みと言えますが、例えば毎年3月に開催される総会は、終了後に懇親会も行っており、60人程が参加した年もあったとか。1月には日帰り研修旅行を兼ねた新年会も行っており、敬老会も含め、親睦・交流の機会を大事にしている結果がつながっているのかもしれません。地域内外の人の交わりは、日常に刺激と安心をもたらしています。
開館時間
9時~18時
休館日
祝祭日
年末年始
(12月28日から翌年1月4日まで)
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せんまやサテライト
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