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FMBA(ふじさわマーチング・バンド・アソシエーション)

(idea 2026年1月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 

令和7年11月30日 定期演奏会の写真

写真:令和7年11月30日に行われた定期演奏会

 

基本情報

 

 令和2年結成。一関市立藤沢小学校の体育館を拠点に、毎月4回程度の活動(練習)を行う。毎年11月に定期演奏会を開催するほか、依頼があれば屋内・屋外問わず、イベントに出演。現在の会員数は24名。

※冬期間の練習については検討中

 

TEL:090-5356-7142(統括指導者:千葉麻里)

 

世代を超えて響き合うマーチング

「楽しく奏でる」

 

 「マーチング(バンド)」は、吹奏楽やオーケストラとは異なり、演奏に行進や演技を加えた演奏形態を指します。楽器の構成は、主に金管楽器を使用し、カラーガード※1によるフラッグを用いたダンスなどを構成に組み入れ、観客の目を楽しませます。※1 手具(フラッグ等)を用いて視覚的表現を行うパート。

 

 一関市藤沢町の夏の風物詩「藤沢野焼祭」。火入れ後には様々な企画・発表が行われますが、毎年会場の熱気を上げているのが「FMBA(ふじさわマーチング・クラブ・アソシエーション)」です。

 

 同会にとって、野焼祭が一年間のイベントスタートの合図。ここから出演依頼が続きます。「野焼祭は私たちにとって一大イベント。普段練習に来れなくても、一曲吹くことができれば良い!」と、統括指導者の千葉麻里さんが語るように、遠方に住んでいて普段練習やイベントに参加できない人も、この日に合わせて休みをとり、当日だけ演奏する人もいるのだとか。

 

 イベント当日にしか来れない場合でも、普段練習している人でカバーし、短い全体練習の時間でダイナミックな演奏ができることは、藤沢町に今も息づく「マーチング文化」の賜物と言えます。

 

紡いできた地域の音

 

 旧藤沢町では、昭和55年からマーチングイベント※2を開催してきた歴史があり、幼保施設や小・中学校でもマーチングに取り組むなど、マーチングが盛んでした。※2 「東北選抜マーチングフェスティバル(町主催)」「マーチングフェスティバルinふじさわ(実行委員主催)」など。

 

 しかし、そんな藤沢町でも、少子化や指導者の確保問題が顕在化し学校単位での活動が困難に……。平成24年から一関市立藤沢中学校で吹奏楽部の指導をしていた麻里さんは、自身の娘も吹奏楽部に在籍していたことから、当時の保護者で話し合い、「やってみっぺし」と、学校から離れたマーチングバンドの立ち上げを決意しました。平成27年、藤沢小学校、藤沢中学校のマーチングクラブを地域クラブ活動化。FMBAの前身として野焼祭等でも演奏を行う中で、令和2年には大人も参加可能とし、正式に発足しました。

 

 メンバーの中には、麻里さんの教え子も多く、櫻田恭介さんもその一人です。「出戻りです」と話す恭介さんは、小学生からマーチングをはじめ、高校では吹奏楽部に入部。野焼祭での演奏に参加したこともありましたが、本格的に入会したのは社会人になってから※3だとか。

※3 一旦マーチングから離れたものの、社会人になり、その楽しさが忘れられずに戻ってきた人たちを、同会では「OB」と呼び、温かく迎え入れている。

 

フラッグを使用するカラーガードの一人です。なお、野焼祭や定期演奏会で披露されるフラッグですが、そのほとんどが前日に振り付け構成を決定。前日に決めたとは思えない、曲と調和したアクロバティックな動きは、観客を楽しませます。 

 

 個人所有の楽器を使用している人もいますが、ほとんどが同会所有の楽器を使用。その楽器の中には、小・中学校が統合された際に同会が引き取ったものもあり、会として管理する楽器があることは、同会の強みです。

 

デクレッシェンドからクレッシェンドへ

 

 令和7年の野焼祭では、楽器経験者を募り、約60名で演奏したりと、イベントによっては大人数が集まりますが、会員数は小中高生が7人、大人が17人と多くはなく、各パートの人数が乏しいことが課題です。ソロ演奏でない限り、各パートの和音が重要です。だからこそ「少人数でもできることを。和音が揃えば、ハーモニーになる」と語る麻里さん。少ない人数でいかにダイナミックな演奏ができるかを心がけて指導しており、令和7年からは、小編成(5人から)でも演奏できるように編曲された譜面を取り入れました。5人集まることができればハーモニーが奏でられるため、定期演奏会等の演目に幅が出せると期待しています。

 

 子どもと共に、親子2世代で参加する会員もいるなど、普段の人数は少なくとも、マーチング愛好者の受け皿として同会は貴重な存在です。嬉しいことに、昨年からOBを中心とした若い世代が会の運営に加わるようになり、練習日の連絡や譜面の手配など、積極的な関りを見せてくれています。

 

 「なにより、みんなでみんなの子どもの成長を、長いスパンで見られることがこのバンドの醍醐味です。こんな幸せなことはありません」と、笑顔を見せる麻里さんたち。マーチ(行進曲)の力強いリズムとともに、藤沢町のマーチング文化を奏で続けます。

 

Q.あなたにとって「マーチング」とは?

メンバー

メンバー・櫻田 恭介(さくらだ きょうすけ)

さくらだ きょうすけ

櫻田 恭介さん

23歳のOBで、積極的に会の運営に加わり始めた1人。メイン楽器はアルトサックスで、カラーガードもこなします。

 

 

A.楽しく

 

メンバー

メンバー・小野寺 有輔(おのでら ゆうすけ)

おのでら ゆうすけ

小野寺 有輔さん

同じくOBの1人で、23歳のムードメーカー。令和7年から本格的に参加しており、メイン楽器はバリトンサックス。

 

 

A.絆

 


photo gallery

みんなで輪になって

団体紹介① 演奏する曲目や構成を考える様子の写真

イベントで演奏する曲目や構成を、輪になって考え中。自分がどのパートを演奏するかがこの場で決まります。

 

イベントの「はしご」

団体紹介③ 藤沢町大籠で行われたイベントの様子

この日は午前中に藤沢町大籠で行われたイベントに出演後、「いちのせき産業まつり農業祭」のステージにも出演!

 

 

練習風景

団体紹介② 練習風景の写真

普段は都合のつく会員だけで練習。音出しから始まり、小節毎の確認や合奏をし、イベントに向けて仕上げていきます!

 

視覚でも楽しませて

団体紹介④ 令和6年「野焼祭」での演奏の様子

令和6年の野焼祭も有志含め約60名でのダイナミックな演奏を披露!フラッグも登場し、会場を沸かせました。

 


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