一関市大東 曽慶第2区自治会(曽慶)

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曽慶第2区研修会館脇のグラウンドで開催した防災訓練を見つめる住民(令和3年6月)

曽慶第2区研修会館脇のグラウンドで開催した防災訓練を見つめる住民(令和3年6月)

基本情報

(idea 2022年2月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 行政区は渋民2区。曽慶川の源流に位置し、68世帯206人が暮らす。自治会は、会長・副会長・事務局・会計、8つの部会(総務・体育・環境衛生・女性・老人・子ども会育成・防災)、7つの班で構成されている。

集落の交流活動が、支え合いの一助に

研修の場から交流の場へ

  昭和61年、休耕田の転作を推進する一環で、当該集落全戸加入の「曽慶第2区営農推進組合」が発足。翌年には農作物の加工や研修の場として「曽慶第2区研修会館」が完成します。

 平成元年には同じく全戸加入の「曽慶第2区自治会」が発足。自治会機能が充実すると、平成15年に営農推進組合を解散し、会館は自治会で管理していくことに。そのため、令和2年に認可地縁団体として法人格を取得し、研修会館は「研修の場」から「住民の交流の場」として現在も活用され続けています。

 

 「特に地域内には名勝も観光になる資源・文化もありませんが、急斜面がなく川の源流近くの割に災害もない、住むには環境の良いところです」と笑顔を見せるのは同自治会長の佐藤吉郎さんです。吉郎さんは、自治会長のほか、地域協働体「結いネット そげい」で「高齢者世帯環境チーム」のチームリーダーを務め「夏の草刈り隊・冬の雪かき隊」の結成や「曽慶地区内全自治会のサロン立ち上げ支援」など、高齢者の安心安全な生活環境を整える活動にも尽力しています。

コロナ禍でも継続した活動を模索

  集落内にある「養護老人ホームこはぎ荘(曽慶小学校上曽慶分校跡地)」との交流会を10年以上前から開催(令和2・3年はコロナ禍で休止)している同自治会。「同じ集落にあるわけですから、『何かあった時に協力できるように』という思いもあります。いま暮らしている住民が互いに支え合い、住み続けていくために『交流する』。そのためには年に数回はみんなで顔合わせすることが大事。これは自治会活動のモットーにもあたる」と吉郎さんは語ります。

 

 コロナ禍で、自治会活動が中止や縮小傾向にある中、「できることは対策を講じて開催しよう」と、屋外でできる活動は継続してきました。  花壇づくりは荒床作りと植え付けが役員、本床作りと月ごとの管理は各班が担当。一関市花いっぱいコンクールの常連で、3年連続入賞しています。

 また、令和3年に防災部を新設し、防災訓練を開始しますが、年4回の環境整備事業に抱き合わせての開催(計2回)としました。「防災・消防訓練には、回覧版で事前に参加者名を記入してもらうようにしていたので、それがかえって参加率をあげた結果となったようだ」と振り返るように、比較的若い世代も参加。

 

 この事業は、自治会として新たに購入した防災備品のお披露目も兼ねており、消防署の職員から使い方等についてのレクチャーもいただきました。

 吉郎さんは「それぞれの家庭内で世代交代もできているようで若い世代の参加も年々増えてきている」と実感しており、「今後もこうした事業を継続していきたい」と意気込みます。

やっぱり対面で笑顔をかわしたい!顔の見える関係性

 「地域の子どもたちに何か思い出を」という思いから、10年以上継続している夏祭り(花火大会)。ここ2年はやむを得ず集会しての開催は中止としましたが、斬新な方法で「思い出づくり」という目的を達成します。それは「各家庭に『打ち上げ花火』を配布し、同時間帯に各家庭から一斉に打ち上げる」というもの。家庭用打ち上げ花火を全戸に1~2個ずつ配布し、8月15日の夜8時に各家庭で着火してもらうよう促しました。合図として会館付近から1発打ち上げると、それを合図に各家庭でも着火!多くの家が参加し、「見事だった」と言います。「来年こそは、みんなで集まって大きな花火をあげたいものです」と事務局の佐藤律子さんは希望を膨らませます。

 

 11月半ば、「コロナも落ち着いてきたので、今年最後の事業に『蕎麦会食交流会』を開催します」とのご案内が。女性部による地元産の新蕎麦(地域協働体「結いネット そげい」の「特産品開発チーム」が育てたもの)お振舞と、地元の民謡の名手による歌の披露、そして、吉郎さんも加入しているオカリナサークルの演奏など、久しぶりに研修会館が賑わいます。「この場にたくさんの笑顔、嬉しいものです」と交流の大切さを改めて感じました。

 

 「当自治会には、消防OBや民謡・踊りの先生、手先が器用で活発な女性陣も多く、人が揃っている(人材豊富)。高齢化は進んでいきますが、そうした人材も活かした『交流』が『支え合い』に発展し、隣近所声がかけやすい集落だと感じています」と、二人揃って笑顔を見せてくれました。

Q.集落の自慢は何ですか?

自治会長

一関大東 曽慶第2区 自治会長 佐藤吉郎さん

さとう きちろう

佐藤 吉郎さん

3期6年目。自治会事務局、副会長を経て、定年退職後自治会長に。民謡やオカリナ演奏などが趣味で、今年はオカリナサークルとして地元初披露をしました。

 

 A.絆が深い

事務局

一関大東 曽慶第2区 事務局 佐藤律子さん

さとう りつこ

佐藤 律子さん

5期10年目。自治会事務局のほか、地元地域協働体の副会長や、女性手芸団体の役員等も兼務。「千厩町から嫁ぎ早40年、どっぷり曽慶に浸かっています」。

 

 A.仲間

 


photo gallery

協力しあって環境整備

一関大東 曽慶第2区自治会 環境整備

会館や自治会所有のグラウンド周りの草刈りはもちろん、会館の木々も自分たちで剪定。まるで職人のような手さばき!

 

 

入賞常連の花壇

一関大東 曽慶第2区自治会 入賞常連の花壇

3年連続で花いっぱいコンクール・地域の部で奨励賞を受賞。自治会内唯一の花壇で、班ごとに管理を行っています。

 

 

 

思いを込めて……

一関大東 曽慶第2区自治会 例年にぎやかに開催している夏祭り&花火大会

例年、自治会館を会場に開催する夏祭り&花火大会。子どもたちを中心に賑やかに開催しています。写真は令和3年のもの。

 

 

今年度唯一の交流事業

一関大東 曽慶第2区自治会 今年度唯一の交流事業

役員が悩みに悩みぬいて実施した「蕎麦会食交流会」。約50人が参加、新蕎麦を味わいながら久々の交流を楽しみました。

 

 

 


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