朝日堂製菓

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 「つりがね最中」や「お菓子とうふ」などの和菓子を中心に製造販売を行う朝日堂製菓は、大正13年頃、宮城県仙台市で修業を積んだ現店主の祖父(初代)が、和菓子とパンの製造販売業として気仙沼市で創業。昭和34年頃に2代目(父)が室根村(当時)に店舗を移転し和菓子製造販売の継承を行うも、火事で被災し、苦渋の判断で菓子製造を断念、「朝日堂製菓」の名を残したまま菓子卸業に転換。3代目の大房厚治さん(現店主)が卸業の傍らに現住所で和菓子製造販売の店舗を構え(平成7年)、2代目とともに地元銘菓を発案・製造。全国菓子大博覧会(主催:全国菓子工業組合連合会等)で数々の入賞を果たしました。

(idea 2024年5月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

再び和菓子製造の店として、新たな銘菓づくりへ

技術職から菓子職人への転身

 初代が気仙沼市に店を構えてから創業約100年となる「朝日堂製菓」。2代目が菓子製造から菓子卸業へと業種転換するも、「朝日堂製菓」の名と「和菓子作りの技術」は、その灯を消すことなく受け継がれてきました。

 

 現店主(3代目)の大房厚治さんは、もともと手先が器用で、電気機器関係の仕事に憧れ、大手IT企業に就職しましたが、26歳の時に両親の体調面等を考慮し事業を継ぐため退職。以後、菓子卸業を手伝う傍ら、祖父から父に継承されていた和菓子作りにも徐々に興味を持ち始めます。

 

 「最初の頃は、和菓子作りに興味がなくてね。でも、スーパーやコンビニなどが展開し始めると、個人の卸業は下火になってきて、自分には何ができるか、祖父が父へ残した味はどんなものなのだろうかと考えたときに和菓子を作ってみようかなと思い始めたんです。父からはよく『菓子作りは言ってもわからないから見ていろ。見ていればわかる』なんて言われたものです」と振り返る大房さん。父の背中だけでなく、積極的に研修会などにも参加したほか、独学で洋菓子作りも学びます。その努力が、のちに「地元銘菓」となる和菓子の発案にも繋がりました。 

 

 「今は和菓子が中心ですが、洋菓子も作ります。商品ケースにはありませんが、事前にご注文いただければホールケーキなども対応しています」と笑顔を見せます。

受け継がれる地元銘菓

 昭和51年、室根神社に釣鐘(大梵鐘)が落成されると、2代目の父が大梵鐘に見立てた型を作り、ごまや抹茶など当時としては珍しい餡を挟んだ「つりがね最中」を考案。当時、同店は卸業が中心だったため、「つりがね最中」は村内の菓子店に卸しての販売(昭和52年~)でしたが、平成7年頃に店舗を構えてからは、同店の看板商品となりました。

 

 「お菓子とうふ」は平成7年頃に誕生。菓子を製造する過程で余ってしまう卵白の活用という「課題から生まれた商品」だといい、添加物を一切使用せず、豆乳を使用することで、もっちりしっとり柔らかいカステラに仕上がり、その色合いがまるで豆腐のようだったことから命名したのだとか。

 両商品は、第23回全国菓子大博覧会※1に出展し、見事、全国菓子大博覧会会長賞(つりがね最中)と栄誉金賞(お菓子とうふ)を受賞。大房さんは「何よりも『室根村のお菓子』だということを全国に知ってもらえる機会※2となったことが嬉しかった」と当時を振り返ります。

 

※1 平成10年、岩手県滝沢市の会場で開催。主催は、全国菓子工業組合連合会。

 

※2 受賞を機に全国で「お菓子とうふ」の類似品が増え、商標登録をしてしまった業者もいる。

 

 今の一押しは3年の試行錯誤を経て商品化したという「ふわどら」。小さなお子さんから高齢者まで楽しめる和菓子で、令和7年開催予定の第28回全国菓子大博覧会への出展にも意欲的。長男も4代目として修業中で、繋いできた和菓子作りの技術、そして「室根村の銘菓」を、次の世代に受け継いでいきます。

朝日堂製菓3代目の大房厚治さん

朝日堂製菓3代目の大房厚治さん。

店内の様子

店内には数種類の和洋菓子が。

朝日堂製菓の店舗外観

朝日堂製菓の店舗外観。


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