ふさすぐりの会

ふさすぐりの会 現在の会員そろっての集合写真

基本情報

(idea 2020年8月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

平成元年4月、草木染による繭細工にグループとして取り組むために発足。庭先にあった「ふさすぐり」の実が「仲間が寄り添っている」イメージと重なり、単なる趣味の会に留めないという強い想いで命名。現在も「道の駅むろね」などにて作品を販売中。

 

〒029-1201 一関市室根町折壁字中西20

TEL&FAX 0191-64-2361 (会長:上野)

 

写真:現在の会員そろっての集合写真

「脱・趣味」で一生の仲間づくり

絆を深めるための手段としての「販売」

 今日が1601回目の集まりです」そう笑顔を見せたのは「ふさすぐりの会」会長の上野洋子さん、御年87歳。平成元年の会の発足以来、毎回の集まりの記録をノートに残し続けてきました。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大により、活動を自粛していた同会ですが、取材のために久しぶりに会員が集合。会としての集合は約2か月ぶりでしたが、自粛中も会員が一人暮らしの上野さん宅を訪問し、見守り続けてくれていたのだとか。「今回のことで、会が生きがいになっていたことと、会員が一生支え合える仲間になっていたことを実感しました」という上野さんの言葉に、会員全員が大きく頷きます。

 

 趣味として取り組むだけでは単なる「お茶のみ友達」レベルにとどまってしまい、「一生支え合う仲間」にはなり得ないのでは、という考えから、「目的をもって一緒に頑張った仲間」になるべく、「販売する作品を作る」ということに主眼を置き、「売る」ことにこだわり続けているという同会。まさにその想いが形になっているという今、これまでの活動や今後の展望について、会のみなさんにお話を伺いました。

「くず繭」が 草木染のアクセサリーに

同会発足のきっかけは、室根・浜横沢下地区の婦人会活動で取り組んだ「まゆ花づくり」講習会でした。 

 

 当時、同地区内には養蚕農家が2軒残っていましたが、出荷できなかった「くず繭」を有効に活かせないかという提案があり、婦人会の活動として繭細工に挑戦することにしたのです。その後、講習会の参加者の中で繭細工に興味を持った4人がそれぞれ繭細工を続けており、室根の「生活教室と工夫展」に出展したところ、なんと、室根村長賞を受賞!

 

 それを機に、グループとして取り組んでいくことにし、2軒の養蚕農家を含めた女性6人で「ふさすぐりの会」を発足させたのでした。

 

 当時「一村一品運動」が叫ばれた時代であり、「ナンバーワンよりオンリーワン」というフレーズがもてはやされていました。繭細工におけるオンリーワンを模索する中で、同会が着目したのが「草木染」。草木染は化学染料に比べ鮮やかさは劣りますが、なんとも言えない深く優しい色合いであること、また、同じ植物を同じ方法で染めたとしても全く同じ色は二度と出すことができない、つまり「一生に一回しか出会えない色」であることに感動を覚え、自然の恵みを活かした「一期一会の色を使う」ということを、同会のオンリーワンに位置付けたのです。

 

 しかし、会として商品を作っていくにあたっては試行錯誤の連続だったと言います。当初はそれぞれが好きなものを作って販売していましたが、売れ行きに差が出てくると、会員の間に微妙な気持ちのズレが……。差をなくすために分業制にすると、完成の喜びが得られず、モチベーションが上がらなくなってしまったのだとか。

 

 話し合いを重ね、当初のそれぞれが作品を作るスタイルに戻したものの、新たに2つのルールを設けました。1つ目が「仕上げた作品は『会の作品』として扱う」こと。2つ目が「売上の半分は『運営費』として会に、半分は個人に還元するが、製作に参加した『日数割』と、製作者に関係なく会員全員に配分する『均等割』を組み合わせる」という仕組みです。ここには「売れる作品を作ることだけが会への貢献ではなく、会員それぞれが、それぞれの得意・不得意に応じた役割を果たしてくれているよ」というお互いへの思いやりの気持ちが。 

 

 「お小遣い稼ぎのための販売」ではなく、あくまでも「仲間づくりのための販売」という同会の考え方がしっかりと現れています。

作品のファンを味方につけて

  「31年余りの歩みの中で、多くの方々との出会いがあった」と笑顔でふりかえる会員のみなさん。現在の会員6名のうち4名が80歳を超え、活動の継続への課題も増えていますが、同会作品のファンだという若手会員が広報役や道の駅への納品役を担ってくれていることで活動への意欲はなくしていません。

 

 これまで支えていただいた方々への感謝の気持ちと、「良いものをつくれば道は開ける」という合言葉を胸に、「一生の仲間」との活動を続けていきます。

活動において大切にしてきたことは?

会長

会長 上野洋子さん

うえのようこ

上野洋子さん

自宅の一室を会の活動拠点兼工房として提供している上野さん。1600回以上に及ぶ会の活動の記録も全て保管しています。

作品リーダー

横澤恭子さん

よこさわきょうこ

横澤恭子さん

活動当初からの会員で、上野さんと苦楽を共にした仲。草木染に使用する植物で最も好きなのは「色の幅が広いムスカリ」とのこと。


photo gallery

草木染 × 繭

草木染 × 繭

くず繭からスタートした製作も今は良質の繭も使用。草木染は繭の内側の層までしっかり染まるため花の中心まで美しい!

結婚式でも大活躍

結婚式でも大活躍

結婚式用に会員の家族などがブーケや引き出物の依頼をしてくれることも。一生残るブーケは会にとっても宝物です。

多種多彩な作品たち

変わらぬラベル

ブローチやペンダントはもちろん、イヤリングやピアスなど、種類もデザインも豊富。常にニーズを探っています。

一期一会の色たち

一期一会の色たち

東京で行われた物産展に持っていった植物名とその色が分かるパネルは圧巻!草木染の奥の深さがよく分かります。


 

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