出会いは宝物!

~新たな創造・ヒント・アイデアなど人と人との出会いの中で相互に良い情報を見つける~

対談者 

  • 株式会社 千厩マランツ 代表取締役社長 及川 宏 さん
  • 一関糧運 株式会社   代表取締役社長 岩渕 力也 さん

地域のためなら業種や業態にこだわらず

株式会社 千厩マランツ 代表取締役社長 及川 宏 さん
株式会社 千厩マランツ 代表取締役社長 及川 宏 さん

【小野寺】本日は、一関というまちにおいて、企業として地域との連携やあり方の考えを聞かせていただき、共有したいと思います。

この企画の第1回目に市長と対談し、「市民・企業・NPO・行政も『いち市民』であり、4者が協力し多様な主体性を活かすために、地域づくりにおいて、企業の更なる参加を期待している」とのお話がありました。毎月、情報紙ideaの中で企業を取材していると、それぞれ面白いことを考え、取り組んでいるのを感じます。千厩マランツさんでは一関市内全世帯配布の小型ラジオ等電子機器製造に関わる業種ですが、分野の全く違う椎茸の生産・加工等を企業として取り組んでいますよね。その発想はどういった流れから来たのでしょうか。

【及川】発想の流れとしては、工場内の遊休場所を有効に使いたい、さらに高年齢者雇用安定法が改正され、60歳定年後、希望者は65歳まで継続雇用ができるという時代の変化ですね。

製造工程において重要な視力は加齢とともに自然と低下しますから作業に支障が出てくるので、どのような形で雇用を継続していけばよいか、最初から「できない」のではなく、「できる方法」を探しました。その時、従業員からの提案や、地域性として農業経験

者(兼業農家)が多いという事もあり「農作物を工場


内で生産してみよう」となったのです。農産物の中でも、椎茸は一年中生産・出荷が可能で、外にハウスを作ったりするわけでもないので大きな投資も要らず、天候にも左右されないといったメリットが多く、その結果が現在の形となりました。

【小野寺】なるほど。従業員からの提案と、定年後の継続雇用に対する「できる方法」を模索した結果からの取り組みなのですね。さて、一関糧運さんは運送業の他、介護福祉事業NPO法人ケアセンターいこいを立ち上げていますね。どのようなきっかけがあってまったく異業種の団体を立ち上げたのでしょうか?

【岩渕】基本的に一関糧運という企業の会長(当時社長)が介護福祉団体の理事長という形で、ベースでは繋がっていますが、企業との関わりはないんです。ただ、地域への恩返し事業については、企業と団体で協力して開催しています。昨年24回目を迎えた市内スポーツ少年団駅伝競走交流大会は、市内児童の健全育成とスポーツ少年団の交流と地域貢献を従業員一丸となってしよう!という目的があり、当初は弊社独自の事業でした。10年ほど前からは一関市陸上競技協会主催の一般駅伝を同時開催することとなり、弊社では共催という形となっていますが、当初の目的には変わりはありません。

毎年恒例、大鍋3つで作る社員手作りの豚汁は選手や家族、応援団すべての人に振る舞います。「何かで恩返ししたいね」という地域に対する会長の熱い気持ちがありますから、運送業と介護福祉事業は中身としては全くの異分野なわけですが、地域貢献という形においては一緒に協力しましょうというスタイルです。

【小野寺】一関糧運さんのトラックはケアセンターいこいさんの夏祭りで簡易ステージになっていましたよね?

【岩渕】そうです。トラック1台が簡単にステージとなるので重宝されています。他でも声をかけていただくとやりますし、声を掛けられれば嬉しいですね。

一関糧運 株式会社 代表取締役社長 岩渕 力也 さん
一関糧運 株式会社 代表取締役社長 岩渕 力也 さん

見かたを変えれば地域も変わる

【小野寺】さて、電子機器の製造業、運送業とまったく分野が違うお二方からみて一関市の経済状況をどういうふうに見ていますか? 

【及川】難しい質問ですね。業界によってさまざま、全然違うと思いますね。我々のような電子機器製造業に関しては大手が海外に持って行かれ、地方工場が撤退しているのが現状。モノづくりの業界で言えば厳しい状況なのかなと。

【岩渕】私達は、地域経済に直結して物を運びますから地域の活性度合は昔に比べれば下火になってきたなと感じます。みんな向く方向が「東京向き」なんですよ。「地域に対して」というのはなかなかなくて、余裕もないっていうのが現状なのかなと。確かに、仕事をする上では、南向きの方がやりやすいところがあるので、企業としては仕方ないのかもしれません。

【及川】基本的にはね、企業は利益追求をして存続しているわけですから、中央向きになってしまうわけですね。今後はそういった意識も変わっていかなければとは思います。「地元で買えるものは地元で買いましょう」みたいな。地味なこと、小さなことかもしれないが・・・「お互い様」という気持ちになって変わっていけば、まちや地域が盛り上がるのではないでしょうか。

【小野寺】やっぱり皆さんで「できる限り地元のものを使いましょう!地元で買ってお付き合いしていきましょう!」という気持ちがあることで変化もあるでしょうね。自己完結型でなくとも市内の経済活性はお互い持ちつ持たれつの意識がすごく大事ですよね。

【岩渕】介護施設運営をしてみて、その気持ちや大切さは身に染みています。設備関係の修理なんかは電話一本で、地元の修理屋さんが頼りになりますね。値段はかかるけど、それ以上の価値がある。すごく大事だなと最近余計に感じますね。ありがたいですね。

【及川】やっぱり、地元の店がなくなったら将来困りますよね。大手の会社は「だめだ」と思えば、たとえ行政が支援しても去るんです。地元はそうはいかない。去りようがない。

【小野寺】そうですね。やっぱりお互い持ちつ持たれつの関係性がカギなのかもしれませんね。

高めていこう!地域の要素

【小野寺】では、最後に5年後一関市がどんな姿であってほしいかお聞かせください。

【岩渕】先ほど「南向き」の話をしましたが、僕は少しでも「地域向き」になっていて欲しいなと思います。現在青年会議所にも所属しているので、そういう面では余計に思うところがありますね。

【及川】私は、若い人が溢れるまちになっていてもらいたいですね。それにもつながることと思うのですが、ILCにものすごく期待したいです。工業系の仕事をしているので余計にそう思うのかもしれませんが、ILCを一つの起爆剤として、若い人たちがやる気になってほしいと思いますね。

【小野寺】そうですね。みんなが「やるぞ!」という高揚感が高ぶっているまちになったらもっともっと「一関に住みたいな」って思いますよね。尚且つ「地域向き」。よそに頼らず、産業が産まれていくことも一関のこれからには大事なんじゃないかなと思っています。千厩マランツさんが作っている椎茸もそうですが、一次産業の部分でも結構面白いことをやっている農家さんも多いですからね。

【及川】そういう意味じゃ、一関は要素を持ってるよね。

【小野寺】そうですね。一次産業から三次産業まで、ある程度そろっているので、そのそろっているものをどう高めていこうかっていうところがこれから必要なところかなと思いますね。

基本情報

【株式会社 千厩マランツ】

住所 〒029-0803一関市千厩町千厩字下駒場254

TEL  0191-53-2321  FAX 0191-53-2323

URL   http://www.senmaya-marantz.co.jp

【一関糧運 株式会社】

住所 〒021-0902一関市萩荘字鍋倉19-2

TEL  0191-21-1555 FAX 0191-21-5289

URL   http://www.ginga.or.jp/ryoun/ 

紙面で紹介しきれなかった部分は、「こぼれ話」としてブログに掲載しています。

URL blog.canpan.info/ichinoseki/category_15/1

 

 アクセスカウンター
 

 

開館時間

  • 9時~18時

休館日

  • 祝祭日
  • 年末年始
  • (12月29日から翌年1月3日まで)

いちのせき市民活動センター

  • 〒021-0881 
  • 岩手県一関市大町4-29 

    なのはなプラザ4F

  • TEL 0191-26-6400
  • FAX 0191-26-6415
  • Email 
  • center-i@tempo.ocn.ne.jp

せんまやサテライト

  • 〒029-0803
  • 岩手県一関市千厩町千厩字町149
  • TEL 0191-48-3735
  • FAX 0191-48-3736

twitter&facebook

駐車場のご案内

なのはなプラザ4Fのいちのせき市民活動センターをご利用されるお客様は、以下の有料駐車場に車を停めた場合、最大3時間まで料金が無料になります。当センターご利用の際に、駐車場無料券を発行しますので、詳しくは窓口までお問合せください。

 

  1. 一ノ関駅西口北
  2. 一ノ関駅西口南
  3. 地主町駐車場
  4. ふくはら駐車場
  5. マルシメ駐車場
  6. すがけい駐車場
  7. 大町ニコニコパーキング