(idea 2020年3月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

二言三言 141/115255

‘究極のセレクトショップ’

~自宅での「普通の暮らし」を支えます~

とくし丸 千田寿美子 千葉タキ子

移動スーパーとくし丸9号車 千田寿美子さん

千葉県に生まれ、幼年期を母方の実家である花泉町涌津で過ごす。小学時代は千葉に戻るも、中学2年生からまた涌津へ。高校卒業後JAに就職し、金融や共済を担当。2019年、44歳の時に一念発起し、徳島県に本社を置く「株式会社とくし丸」の「販売パートナー」として起業(個人事業主)。現在は嫁ぎ先である栗原市金成町(宮城県)在住。

対談者 移動スーパーとくし丸9号車 千田寿美子さん

    ※ 取材協力(利用者):千葉タキ子さん(老松)

    

聞き手 いちのせき市民活動センター 主任支援員 佐々木牧恵

ポップな絵柄の軽トラックで「買い物難民」と呼ばれるお年寄り宅等を訪問する「移動スーパーとくし丸」。運転するのは「販売パートナー」と呼ばれる個人事業主たち。地元の「提携スーパー」からの「販売代行」形式で運営するため、仕入れはゼロ!その魅力的な仕組みから全国にネットワークが広がり、当市には2人(2台)の販売パートナーがいます。その一人である千田さんにお話を伺いました。

タキ子さん(利用者) 病気で車の運転にドクターストップかかっちゃって。生きていくには食べなきゃいけないし、どうしようかって病院のベッドの中で悩んでたんです。その時に思い出したのが昔来てた移動スーパー。そういうのがあれば良いなとベッドでずっと願ってました。

 

佐々木 とくし丸のことはいつ知ったんですか。

 

タキ子さん 退院して1か月後くらいにチラシが入ってたんです。すぐに申し込みました。実は病院で仲良くなった子と文通をするためのお手伝いもしてもらってます。便箋を買ってきてもらったりポストに投函してもらったり。

 

佐々木 そういう生きがいのような部分もサポートしてくれるんですね。

 

千田 タキ子さんは一番上手に私を使ってくれてるかも。今日も100円ショップで頼まれてたお薬入れを買ってきました。

 

タキ子さん パンツやズボン下とかも頼んじゃってるのよ(笑)

 

佐々木 積み込んでいる商品以外の注文にも対応してもらえるんですか。

 

千田 契約上、提携スーパーの商品以外は売ってはいけないということになっているので、販売ではなく、立て替えて買ってきてあげるような感じです。

 

佐々木 商売要素とボランティア要素が混じっているようにも感じられますが、起業に至ったきっかけは何でしょう。

 

千田 前職で共済を担当していて、外回りをする中で交通の足が不便だという話はよく聞いていて。そこに花泉のAコープが撤退し、さらに不便さが増した現状を見ていたんです。タイミング良くとくし丸のことを知り、面白そうだなと。一度決めたら譲らないタイプなのを家族も分かっていたので、すぐに起業を決断しました。老松と日形を中心に回っているのも、前職の担当地域がそこだったからです。

 

佐々木 当初想定したイメージと実際に回ってみてのギャップのようなものはありますか。

 

千田 人の好みって様々なんだなということを痛感しています。思っていたようなものが売れず、思わぬものが売れたり。

 

佐々木 需要が多いのはどういう商品ですか?

 

千田 魚や漬物の材料ですかね。離れて暮らすご家族などが心配して、簡単に調理できるものやすぐに食べられるものを買い置きしてくれている家も多いのですが、「本当は自分で作って食べたいのよ」という人は多いですよ。「心配されるからなかなか言えないんだけどね」って。

 

佐々木 家族間でも実はギャップがあったんですね。そうなると余計に目の前で自分の好きな食材を選べるというのは嬉しいですよね。

 

千田 ただ、選ばせてあげることには苦戦していて。どんな需要があるかわからないので、できるだけたくさんの商品を積んで、それぞれが目につきやすいようにしたつもりでも、目線の高さの違いや視野の違いで、気づいてもらえないことも多くて。結局いつも同じものばかり買わせてしまい、話の中で探しているものがあることがわかると「早く教えてよ」と言われてしまったり。

 

佐々木 確かに、腰が曲がってきたおばあちゃん達の目線、視野と言うのはイメージと現実とでは違うのかも……。

 

千田 なので関係性の作り方でカバーしたいのですが、私は元々人付き合いが得意ではなくて。おばあちゃん子なのでお年寄りの話はいつまでも聞いていられるんですが、関係性の作り方は模索中です。

 

佐々木 移動スーパーに求められるのは品数だけではないわけですね。お客さん本人も意識していないような需要にいかに気づかせてあげられるか…。

 

千田 「豆腐と納豆があれば良い」と言っていた人が突然ナンプラーを買ったこともあって。あとはお肉も、値段も手頃で使い勝手の良い豚こま肉のようなものより、ブロック肉のようなものの方が需要があったりもして、先入観を持ってはいけないなぁと。

 

佐々木 しっかりお料理をされてた方々も多いでしょうから、そういう需要なんですね。私たちが安易に考える「安くてお手軽なもの」というのは余計なお世話なのかもしれないですね。

 

千田 「これはこうやって食べると美味しいのよ」と、調理方法を教えられることも多いです。

 

佐々木 1日に20軒ほどを回るということですが、ずばり売上は想定通りでしょうか。

 

千田 とくし丸の全国平均は1日9万円程度のようですが、私の場合5万強です。1軒1軒が離れていて、全体の距離数もかなりあって、上手く回れていないのが現実です。

 

佐々木 そうなるとエリアを広げるのは難しいですね。

 

千田 なので同業者が増えれば良いな、と。市内全地区をみんなでカバーできれば良いですね。

 

佐々木 地元のローカルスーパーが提携スーパーになって、地域としてとくし丸を走らせても面白いですよね。

 

千田 重い荷物を持って帰らなくてすむ分、気軽に出かけてもらえるようになれば、間接的に送迎のお手伝いにもなるのかな、と。やりがいは大きいです。

 

とくし丸 移動販売車
とくし丸 移動スーパー 利用者の歩行もサポート

3面が開き、商品がズラリ。その数は400品目1200点以上!

歩行のサポートまで丁寧にされている千田さん。


移動スーパーとくし丸」では「提携スーパー」及び「販売パートナー」を募集しています。地域に移動販売車を走らせたいという際の選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。

 

【問合せ先】

 

■販売パートナー(個人事業主)

① Aコープ東北と提携する場合

 022-344-3691(とくし丸担当 相沢)

※当市内ですでに営業している2台のとくし丸に関しての問合せにも対応

 

② ①以外との提携を検討する場合

 0120-10-9480

   (株式会社とくし丸 販売パートナー担当)

 

■提携スーパー(個人商店等)

 088-612-7028(株式会社とくし丸 本社)

 

 アクセスカウンター
 

 

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