一般社団法人 やさいサラダ

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一般社団法人 やさいサラダ 同法人ロゴマーク
同法人のロゴマーク

基本情報

(idea 2021年1月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 平成26年1月設立。現在、障がい者就労支援A型事業所は19名(定員20名)、B型事業所は1名(定員10名)が利用。個々人の個性を認め合い、その個性を発揮し、みんなの個性と笑顔がキラリと輝くような事業所を目指しています。

 

 

〒029-0201 一関市川崎町門崎字清水沖90

TEL&FAX 0191-43-3588 

 E-mail:yasaisarada01@gmail.com 

 

 

写真:同法人のロゴマーク

農業で培う「輝く笑顔」と「輝く個性」

障がいは「障害」ではなく「個性」

 川崎町門崎で野菜や加工品などの販売を手掛ける「有限会社かさい農産(以下かさい農産)」から受託した農作業に従事するほか、各種の実習や訓練、相談事業などを行っている一般社団法人やさいサラダ。平成26年の設立後、同年4月に障がい者就労継続支援A型事業所(※1)を、令和2年からは障がい者就労継続支援B型事業所も開所し、多機能型事業所(※2)になりました。10名の利用定員でスタートしましたが、現在では20名まで拡大し、年齢層は20~50代と幅広く、遠くは室根や大東からの利用者も。

 

 「『やさいサラダ』という名称には、野菜のように様々な形の個性や価値観を認めながら自分の持っているものを最大限に発揮してほしいという願いが込められている。ロゴマークのキュウリや豆が外に飛び出しているのは、『たまにははみ出てもいいよ、また戻ってきてもいいよ』という意味もある」と話すのは、代表理事の葛西信昭さんです。

 

 信昭さんが代表取締役会長を務めるかさい農産で、平成21年から障がい者の雇用や実習の受け入れを開始したことで「いつも楽しそうに作業に従事し、職場の雰囲気を和ます姿などから多くのことに気づかされた」のだとか。農業には障害の有無に関係なく、「社会に提供できる価値」があるのではないかと考え、より多くの機会を生み出すべく、法人設立を決意しました。

 

※1 障害者総合支援法に定められた就労支援事業の一つで、雇用型をA型、非雇用型をB型とする。一般企業への就職が困難な障がい者に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい福祉サービスを供給することを目的としている。

 

※2 生活介護、自立訓練(機能訓練/生活訓練)、就労移行支援、就労継続支援事業(A型/B型)、児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービスおよび保育所等訪問支援のうち2つ以上の事業を一体的に行う事業所のこと。

 

「ご縁」がきっかけの新たな就労のカタチ

 令和2年9月から一関市千厩町のニッコー・ファインメック株式会社への施設外就労(※3)も始めた同法人。きっかけは、とある企業からの「人を求めている企業がある」という一言でした。

 

 同法人の障がい者就労継続支援A型事業所の利用者と支援員が同社に伺い、小型家電の解体作業などを行いますが、利用者は集中しながらも楽しそうに作業に取り組んでいるといいます。

 

 生活支援員の葛西浩之さんは「農作業以外の仕事や施設の人以外に関わることはほとんどなかったので、声を掛けてもらったときは良い機会だと思った」と振り返り、「同社のみなさんに優しく指導してもらいながら、農作業では味わえない達成感や楽しさを利用者は感じている様子で、利用者の新たな一面も見ることができた」と施設外就労の手応えを感じています。

 

 「『働く=幸せ』ということをみんなに感じてほしい。人には得意不得意があって、役割があるということ。そのためにも様々な体験ができるような環境づくりをしていきたい」と信昭さん。今後も企業などへの施設外就労を行っていけるよう、企業からのお声がけは大歓迎とのこと。利用者それぞれに合った仕事を提供できるよう、地域や企業等とのさらなる連携のチャンスを模索しています。

 

※3 利用者と職員(支援員)がユニットを組み、企業から請負った作業を当該企業内で行う活動。

社会のつながりは地域のつながりから

 新たに始まった事業がもう一つ。移動手段がなく買い物に行くことが困難な高齢者などがいるという地域課題を受け、令和2年3月から移動販売を開始しました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、市内外の数か所で行っていた野菜販売を中止したことも背景にあるため、利用者が栽培した野菜はもちろん、一般店舗から買い付けた果物やお菓子、日用品などを販売車に積み込み、川崎町門崎エリアを巡回。現在はエリアを3つに分け、2週に1回の水・木・金曜日にそれぞれ巡回しています。

 

 信昭さんは「最初はなんでこんなところに住んでいるんだろうと思っていた場所が、移動販売を重ねるごとに、そこからの見晴らしや風、音などを含めた環境が、そこに住む人にとっては居心地が良いところなんだということが分かった」と微笑みます。

 

 「農作業は人に見られることが少なく、感謝もされにくい。だからこそ周りの人間やチームで感謝し合い、褒め合い、『自分はみんなのために役に立っているんだ』という意識と存在意義を実感できるような場づくりを心掛けている」と、新たな事業展開を常に模索しながら、みんなが幸せに輝いて活躍できる法人運営をこれからも目指します。  

あなたにとって「働く」とは?

代表理事&生活支援員

一般社団法人 やさいサラダ 代表理事(葛西信昭さん)&生活支援員(菅原由美さん)

かさいのぶあき  すがわらゆみ

葛西信昭さん&菅原由美さん

 

やさいサラダのパンフレットなどで見かける可愛いイラストは由美さんが描いたもの。信昭さん自慢の職員です。

 

 

A.傍を楽にすること

職業指導員

一般社団法人 やさいサラダ 職業指導員(菅原純子さん)

すがわらじゅんこ

菅原純子さん

 

素敵な笑顔が印象的な順子さん。平成30年に脳若セミナーのトレーナー資格を取得し、お年寄りたちの認知症予防に一役買っています。

 

 

A.社会との繋がり♡

 


photo gallery

ビニールハウスには…

ビニールハウス チンゲン菜

小さなチンゲンサイがズラリ!これからの成長が楽しみです。ちなみにビニールハウスの数は71棟あります。

認知症予防セミナー

脳活セミナー iPadを利用 

iPadを利用した「脳活セミナー」の開催も事業の一つ。ご依頼に応じて地域のいきいきサロン等で講座を開催します。

とある日の社内給食

社内給食

出荷できないB級品の野菜は社内給食に変身!

利用者は250円、職員は300円で美味しい給食が食べられます。

青空の下で集合写真

今年4月に撮影 利用者と職員

今年4月に撮影された写真からは、利用者と職員の中の良さが伝わってきます。今年も笑顔で働きます。


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