・今回は8月20日に磐井川河川敷で行われた一関夢灯りを見に行ってきました。
・このスタッフブログで以前紹介した一関夢灯りの会からイベントの情報をいただいていて、昨年は市民フェスタに向けた会議と日程が被り行けなかったのですが今年は無事見に行くことが出来ました。
・この日行われたのは大きく分けて「①磐井川観音像の前で行われた追悼法要 ②灯籠を磐井川沿いの桟橋から流し、物故者の冥福を祈る流燈会(りゅうとうえ) ③河川敷に点灯した夢灯りを並べる夢灯り大会」の3つ。
・このうち①、②は市社会福祉協議会と一関仏教会の主催。③は一関夢灯りの会主催とのこと。私は初めての参加だったので全部ひっくるめて「一関夢灯り」というイベントなんだと思っていましたが厳密にいうとそうではないようです(コラボ的な?感じ)。
・私が到着したのは夕方6時過ぎ。まだ明るさが若干残っていましたが、観音像前には数人のお坊さんが集まっていました。時間が立つとともにお坊さんの数がどんどん増え、最終的には15人くらいになっていたと思います。こんなに一堂に集まったお坊さんを見たのは初めてでした。(うちのお寺の住職さんも見かけました)
・そうこうしているうちに追悼法要が始まり、勝部市長をはじめ数人が追悼の言葉を述べその後、焼香が行われました。「水難物故者・一般物故者追悼法要」ということから、かつてのカスリン・アイオン両台風による大水害の犠牲者の供養という意味合いが強いように思いましたが、現在は3年前の東日本大震災の被害者供養も加わっているようです。
・追悼法要が終わると参加者は磐井川に灯篭を流す流燈会の為に桟橋へ移動します。一方で法要前から河川敷には流燈会で流す灯篭をもらうために一般市民が長蛇の列を作っていました。100人以上、もしかすると200人以上並んでいたかもしれません。
・桟橋の途中でお坊さんに灯篭に火をつけてもらい、磐井川へ灯篭を流します。それぞれどのような気持ちで流しているのか、厳かな雰囲気の中、次々と幻想的に灯篭が川へ流れていきます。
・川沿いの写真を撮って河川敷に戻ると、夢灯りの会の「めだか村長」に声をかけていただきました。夢灯りの会ではおよそ200個の夢灯りをきれいに並べていて、県南広域振興局の方達が並べたものと併せて全部で300個ほどの夢灯りが河川敷に置かれていたそうです。
・めだか村長のリクエストに応じて夢灯りをバックに写真をパチリ。暗くて写真自体は今一つでしたが夢灯りの会の方達の想いは多くの市民に伝わっと思います。
・磐井川の堤防工事が行われたり、それに絡んで堤防の桜の木が切られたり、移転した図書館がオープンしたりと、磐井橋~上の橋を中心とした磐井川周辺の環境も移り変わりを見せています。カスリン・アイオンといってもピンとこない世代が増えてきているように感じますが、かつて一関を襲った水害の話を後世に伝えるという意味もこのイベントが果たす役割としてあるように思います。
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