いちのせき市民活動センターニュースレター「idea」より、いちのせき市民活動センターが行っている活動のご紹介をいたします。
新年度が始まり早1ヶ月が経とうとしています。当センターでは、今年度の新体制の準備、事業の組み立てを慌ただしく行っております。
今月からの情報誌ideaは、皆さんに、より有益な情報をお届けできるよう、読者様のリクエストも頂き、今までより記事数が多いデザインへと改良しました。発行されたideaは、各地域担当のスタッフが公民館や市役所支所、活動団体などに毎月直接お届けいたします。昨年度にも増して、地域の声をより多く拾えるよう現場に出る機会を増やし、スタッフ一同全力で一関市の地域づくりに励んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
「協働のまちづくり」といった感じで近年耳にする機会が増えた「協働」という言葉。意外とわかったようでわからないような・・・。
市民活動センターでは地域の協働懇談会等で話し合いのお手伝いをする機会があり、たびたび「結局協働ってなに?」という声を耳にしました。そこで、「できるだけわかりやすく協働のイメージを伝える」という目的でリーフレットを作成することになり、協働に取り組む地域の方達を中心に4回の会議を開催。間もなく完成し、公民館などにお配りする予定です。
お近くで見かけた際はぜひお手に取って眺めてみてくださいね。
当センターでは、一関・千厩各事務所において窓口相談業務を行なっております。「今度のイベント開催に、地域の民話を話してくれる語り部さんを呼びたいんだけど・・・」という相談には、当センターが中間に入り、語り部団体のご紹介を行い、相談された村上さん(イベント主催者)へとお繋ぎすることが出来ました。また、団体の広報作成について相談されたお客さんへは、当センター主催の広報講座をご紹介し、満足していただくことができました。人と人とのつながりを大切にしているいちのせき市民活動センターの活動を、これからも毎月このような形で紹介していきます
5月9日は、室根曲ろくふれあいセンターで室根まちづくり協議会が開かれました。この会は、室根の特性を活かした地域づくりを行い、暮らしやすく幸せを感じるまちづくりを実現するために設立。5月~8月まで毎月1回ずつ協議し、1回目となる今回の会議では「10年後、どんな室根町にしたいか」をテーマにワークショップを実施。総務企画・生活福祉・産業経済の3つの部に分かれて協議した結果、現在の資源を活かした地域活性化に繋がるアイデアや、施設の充実、安心安全で交流が盛んなまちにしたい等、積極的な意見交換ができました。中には「居酒屋は無料」というユニークな意見も。
次回の会議も、引き続き室根の10年後について協議を進める予定です。
地域づくりハンドブックは、地域づくりを行う全ての方へ、困った時や行き詰った時に少しでも役立てて欲しいという思いで制作した、地域づくりの手引き書です。
この本は、「地域づくりとは」「話し合いの仕方」「地域づくりの進め方」「事業の進め方」「一関市の地域づくり事例」と全5章で構成され、地域づくりを円滑に進めるためのノウハウや、役立つ情報を集約しています。
一関市が進めている協働のまちづくり計画に伴い、今後は住民主体で地域づくりを進める機会が増えると予想されます。事業計画から進め方、各種書類の書き方などがまとめられていますので、迷った時はぜひこのハンドブックを活用していただければと思います。
千厩町内にお住まいの方から、「前に趣味で行っていたガーデニングを再開したい。一緒に活動し、交流してくれる仲間を探しています。」という相談を受けました。相談を受けたスタッフは、まちのガーデニング教室や花に関する団体、民区や個人の方を紹介し、その中からお客様の希望に合った方を見つけることができました。市内には、人の数だけそれぞれ趣味をもった方がいますが、その方達が交流し繋がることでより大きな楽しみを得られたり、活躍の場が増え、広がることもあります。
このように、当センターが市民の仲介に入り、大小関係なく1つ1つの地域の声と向き合い、やがてその活動を通じ、地域に少しでも多くの笑顔を増やしていければと思います。
5月後半から6月にかけ、一関地域の8公民館で「元気な地域づくり事業」の話し合いが行われました。
これは、地域を元気にするためにはどんな事業が必要かを住民から提案してもらい、それを行政と住民が共同で進めようという取り組みです。この話し合いは、全地域で合計18回行われ(6月15日現在)、各回には地域の区長・自治会長さんや団体に所属する方などが参加。センタースタッフはファシリテーターとしてテーブルに入り、皆さんから出された意見を模造紙に書き取りし、まとめていきました。地域の良い所・悪い所・伸ばしたい所などを見直し、そこから見えてきた事業のアイデアは地域によってさまざま。決定した事業は、早い地域で7月から動き出します。
一関市が進めている協働のまちづくりに関し、現在各地区の団体長や、区長・自治会長等にお話しをさせていただいています。一関市が掲げている「協働」とは、地域を良くするために、「継続して話し合いをすること」と定義されており、新しい組織をつくることが目的ではなく、地域の課題を見つめ、良いところは継続し更に良く、改善点は改善をするための継続的な話し合いを持つ場としています。それをわかりやすく伝えるために、千厩スタッフは実際の自治会の状況を織り交ぜた「紙芝居」を作成。千厩と大東地域で合計4回上映を行いました。紙芝居を見た方に「これが協働なんだ」と理解していただければ、私達スタッフも紙芝居をつくったことに喜びを感じます。
一関市では、市内団体の活力ある地域づくりを推進するため、活動する団体に経費の一部を補助する地域おこし事業を行っています。2次募集の今回は、千厩町の女性有志の方々が「千厩着物虫干し会」という組織を立ち上げ、今では着る機会が少なくなった着物を通じて交流を深め、歴史的な建物が残る千厩のまちを楽しむ事業を企画。千厩サテライトを会場に話し合いを行いましたが、そこで、どんな事業にしたいのか見えにくい部分もあったので、センタースタッフが事業計画書や申請書の書き方等について、皆さんの意見を整理しながらアドバイスしました。
いちのせき市民活動センターでは、地域を元気にするため、地域づくりに取り組むかたを応援しています!
川崎まちづくり協議会とは、川崎地域の将来を考える団体や住民など合計40名で組織される会で、明るく、住みよい、豊かなまちづくりに取り組むことを目的に平成23年3月に結成。川崎公民館を拠点に話し合いを重ね、平成25年~35年までの地域事業計画を「川崎まちづくりビジョン」という1冊の冊子にまとめました。
平成25年度からは、話し合いのテーマを「門崎小学校の利活用」と設定。廃校になる門崎小学校の校舎を地域で有効利用するため、ワークショップ形式で要望を出し合いました。今回は「校舎、体育館、校庭を分割して利用したい」「外部の若者との交流の場として、校舎に宿泊設備を備えたい」等、他にも多くの意見が積極的に出されていました。
先月号でお伝えした、協働をわかりやすくストーリー化した「協働の紙芝居」について、7月2日~12日に行われた一関地域の行政区長懇談会で披露する機会をいただきました。全8地区の懇談会で、約25分間にわたる紙芝居をパワーポイントに置き換えて上映。区長さん達を前に、あまりの緊張から操作する手も震えっぱなしでしたが、なんとか全ての地区を回り終えることができました。上映中は、区長さん方は真剣に紙芝居を見つめており、終了後の質問・意見の時間では、「私の行政区でも、紙芝居と同じで5年で変わってしまった。たった5年だよ。」という意見や、「私の地区でも同じ課題があるけど、こんな取組をしてるよ。」という興味深い情報もいただきました。
一関市では現在、各地域公民館単位で協働が進められておりますが、宮城県登米市では、すでに公民館が住民の地域活動の拠点となり、管理運営までもが主に住民や団体の手で行われています。今回は、その公民館運営に携わっている団体から事業の進め方についてご相談を受けました。その内容は「登米市の地域づくり計画を、住民を交えたワークショップで決めていきたいが、どんな進め方をすれよいかアドバイスが欲しい。」というもの。対応したスタッフは、一関市の協働の進め方や川崎まちづくり協議会のビジョン策定のスケジュールや内容を伝え、また、今後ワークショップの進め方や会議設計、ファシリテーション講座等を要望がありしだい行うことにしました。
7月7日、室根ふるさとセンターを会場に、FMあすもの河合純子パーソナリティーと、小野寺浩樹副センター長による対談講演会が行われました。室根町婦人協議会の会員28名を前に、「人そだて地域そだて~でっかくなった一関をちっちゃくしようこの指とまれ~」を演題に1時間ほど対談。一関の地域づくりに関係したことや、河合純子さん自身のこと、現在室根で行われている室根まちづくり協議会の話も出され、質問や意見交換を挿みながら、参加者の方々は楽しそうに講演を聴いていました。この対談は、女性活動の活性化を図ることを目的に、リスナーさんから依頼を受け実現した講演です。人前での対談は新鮮で、雑談も含めて楽しく行わせていただきました。
一関市の協働推進課では、市が進めている「協働」について、市民のみなさんに理解を深めていただくため、いちのせき協働ニュース「輪っしょい」を8月上旬に発行しました。
「輪っしょい」第1号となる今回の中身は、川崎まちづくり協議会の紹介、東山・藤沢・花泉・千厩地区で積極的に地域活動を行う団体の紹介、最後のページには当センターの紹介記事が掲載されています。当センターは、市と住民が行う話し合いや懇談会、説明会に中間支援として参加させていただき、話題提供やワークショップの実施等を通じてサポートしています。次号の「輪っしょい」では、そういったセンターの活動を記事にし、より具体的な内容をお知らせする予定です。
宮城県で活動を展開している「NPO法人アスイク」は、経済状況による学習機会の格差を無くすため、生活困窮世帯の子ども達に低価格で学習サポートを行っている団体です。
対象は、就学援助や授業料減免、生活保護や児童扶養手当を受けている方、被災により仮設住宅に住む方で、いずれも小学5年生~高校生であること。今後は岩手県への事業展開を考えており、アスイクと共同で運営してくれる団体や個人の方の情報を集めにセンターへ来所されました。
スタッフは、「いちのせき市民活動便利帳」を渡し、数団体をピックアップして情報を提供。また、陸前高田まちづくり協働センターやいわて連携復興センターとのマッチングも視野に入れながら活動を見守ります。
今年で8回目を迎える「いちのせき市民フェスタ」は、8月25日になのはなプラザ1階~3階で開催。「なのはなプラザだよ!全員集合」をコンセプトに、市内を中心に広く参加を呼びかけました。
2階の「いちのせき市民活動ゾーン」では、市内で活動する28団体が、活動成果の展示や発表、作品の販売や体験に関するブースを用意。
ステージでは、大正琴や語り部、マジックショー等が披露され、会場を盛り上げました。
3階の「全国地域事例トレーディングパーク」では、青森・岩手・山形・福島・宮城から、地域づくりの先進事例を紹介しに10の団体が参加したほか、スペシャルゲストとして青森県黒石焼きそば応援団ブラストの「つゆヤキソバン」、福島県矢吹町の「やぶきじくん」が参加。足を運んでくれた方は子どもから高齢者と幅広く、小さな子どもも食べ物や遊びを楽しんでくれました。
今年は初めてのなのはなプラザでの開催ということで心配もありましたが、事故なく無事に終了することができました。参加者からは、「来年もやってほしい」「もっと規模を拡大してほしい」という感想が寄せられた一方、集客が足りなかった、音響の調節が難しかった等の課題も出されました。
市民フェスタ開催にご協力いただいた皆様、足を運んでくださった皆様へ厚く御礼を申し上げます。来年はより一層、多くの方に楽しんでもらえるようなフェスタを開催できるよう努めたいと思います。
8月21日、大原公民館にて「大原地区まちづくり懇談会」が開催されました。参加した自治会長・区長さん方を対象に、「大原地区のまちづくりの進め方」をテーマにワークショップ。当センタースタッフが、各班のファシリテーターを担当し、①大原地区の現状把握、②将来の大原地区の姿を描く、③そのためにどうしたいか、④実現に向けた進め方について意見交換。
結果、「情報共有の場づくりが必要」「理想を現実にする方法がわからない」等の他「俺が市長になる」という力強い意見も。最後に行った全体共有では、各班で出た意見から今の大原地区をさらに細かく分析。大原地区の良い所と課題が明確化され、何を目指すのかが見えてきました。今後は若い方も話し合いに混ざりながら懇談会を続けます。
9月28日(土)に、今年度第4回目となる講座「団体運営のリスク管理講座」を開催。講師には、盛岡市にあるNPO活動交流センターから久保協一さんをお招きし、16名の参加者を前に3時間に亘り講演。
NPOの基礎から始まり、起こりうる危機やそのリスクについて、発生する要因や判断基準を確認。また、過去に起きた危機対応の失敗事例を交えながら、正しい対処法を学んだ他、ハラスメントの種類や法概念、判断区分や予防策も教わりました。
参加者からは、「自分の立場や今の状況を考えさせられた」「事例を交えた話がわかりやすかった」「個人情報の取り扱い方の重要性を改めて痛感した」等の感想をいただきました。
7月の集中豪雨による大被害を受けた大東町摺沢地区では、地域における支え合いの大切さを再認識。また、自治会の役割について見直し地域の連携強化と充実を図るために摺沢地区自治公民館等連絡協議会との共催で、自治会リーダー研修会~支え支えられる地域づくりを目指して~を開催しました。
小野寺センター長が「住民自治と協働」を演題に講演したほか、事例発表として但馬崎町内会と松原自治会からそれぞれの会長が活動を紹介。講演後に行った質疑応答を始め、終了後も話題が広がり、参加した方からは「よかった」という意見が多数寄せられました。この講演を、協働体設立までの1つのステップにしていただければと思います。
小梨自治振興協議会主催の「おらほの明日を考える会」は、10月14日(土)に小梨公民館で行われました。小梨地区において、地域づくりの中心的役割を担う同協議会は、「役員だけでなく地域で話し合いたい」「若い世代の話を聞きたい」と、地域の小学生と保護者を対象にしたワークショップを開催。
参加者28名は4つのグループに分かれ、小学生は「地域での普段の生活」について、保護者は「子育てに関する悩み」をテーマに意見交換。
地域の現状や特徴、過去と現在の変化等が見える化され、全体共有の場では、小学生ならではの目線から見た鋭い意見もありました。今回の意見を地域づくりに反映させ、話し合いを継続していきます。
ワークショップという言葉も最近、目にする機会が多くなりましたが、なかなかその手法を学んだり、体験する場がなく、いきなりワークショップに参加することが日常的に起こっています。おそらくワークショップ自体になじみがない方は戸惑いが多く、ワークショップそのものに嫌悪感を抱くこともあります。いま、地域づくりの現場で多く用いられるワークショップについて触れる機会、さらには、実務的な手法を身につける機会として、みちのくワークショップフォーラムを開催しました。
ワークショップは、まちづくりの場面はもちろん、教育や環境、福祉や防災、そして自己啓発など、さまざまな分野で用いられています。今回は、ワールドカフェ・ローカルファシリテーター、チラシデザインはまちづくり、NLP・エンカウンターは自己啓発、チームビルディング・アセスメントは組織運営と、より現場や実務で役立つ8本のワークをメニュー化し、午前と午後に希望するワークを選んで参加し、学びと気づき、そして交流を楽しんでいただきました。
このフォーラムは、今年で3回目。みちのくと名付けているだけに、地元一関市のほか青森県や新潟県からも参加いただき、ワークショップの手法を学ぶことができる場がいかに貴重かを感じ、さらには、一関市において、このような場があることが根付きはじめたことに開催の手応えを感じています。
12月7日は、NPOの資金管理においてトラブルが起きた時の対処法を学び、ミスや不正を未然に防ぐ仕組み・組織づくりを考え、今後の活動に活かしていただこうと「NPOのための会計・税務講座」を開催しました。「お金の管理とは、担当者を締め付けるものではなく、責任の解除の仕組みと運用により担当者が楽になるポジティブな手続きである」と先生。不正が起こる背景には、動機、正当化、機会が考えられ、不正の機会をつくらないような仕組みを作り、防止・発見することが重要です。講座に参加した方からは、「非常に気が楽になったような気がします。自分の団体に合った会計管理を考えていきたい」という感想が寄せられました。
いちのせき市民活動センターでは、一関市内の地域づくり支援をさせて頂いておりますが、より適切な支援を行っていく為に、その地域の様子を、出来る限り把握したいと考えています。そこで当センターでは月2回程のペースで各地区にお邪魔して、地域の事情に詳しい自治会長さんや行政区長さんに地域の概要、活動内容や集会場、地域の課題や今後の事等についてお話を伺わせて頂いております。
自治会さんや区長さんへのヒアリングを通して、地域の今を聞き取る活動をしておりますので、今後皆さんの所に当センターのスタッフからヒアリング依頼の連絡が届いた際は、ご協力をよろしくお願い致します。
11月30日は、磐井病院で緩和ケアを行う「ばっきゃの会」さんからの依頼で、活動を通じて気付いたことを話しあい、皆の足並みや意識を揃えるきっかけづくりのワークショップを開催。話し合いでは、活動に対する悩みを打ち明ける方、今後必要だと思う取組みを提案する方、この他、自分の体験談や日頃感じること等を意見交換。「緩和ケアとは何をすればよいのか」という疑問には、「患者一人ひとりに寄り添い辛さを一緒に考え、気持ちを和らげること」という応えがあり、最初「考えすぎて動けずにいる」と表情を曇らせていた方も、話し合いが終わった頃には笑顔で記念写真を撮ることができ、「また話し合う機会がほしい」という感想もいただきました。
旧年中は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。昨年は、これまでの市民活動支援、コミュニティ支援の他に地域協働推進支援がセンターの大きな役割となり、各地域で懇談会やワークショップを開催させていただき、地域のみなさんと地域の現在と気づきを共有させていただきました。今ある地域と理想の地域のギャップを埋める手法が地域協働で、住んで良かったと思える地域を、みんなで納得しながら進めていくことを強く決意し、本年もスタッフ一同、皆様にご満足頂ける支援を心がける所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
(いちのせき市民活動センターセンター長 小野寺)
■丙午(ひのえうま)生まれで年男の私。今年も地域の皆様、市民活動をされている個人・団体の皆様、公民館をはじめ行政や企業の皆様と連携しながら、一関市とそこに暮らす皆様が一馬身でも先に進み、いろんな事がウマくいくよう微力を尽くしてまいります。よろしくお願い申し上げます。
(一関主任・一関地域担当 畠山)
■私が昔からこだわる台詞が「まさに馬車のごとく」。よく言う「馬車馬のように」ではなく、ゆっくり、一歩一歩、時には周りの景色を楽しみながら、それでもきちんと目的地に向かって進む、そんな「観光馬車」のような市民活動が好きです。今年も楽しく‘岩馬っ手(がんばって)’いきましょう!
(千厩サテライト主任・室根地域担当佐々木)
■担当である花泉地域や川崎地域の訪問では新しい発見をしながら人とのつながりも広がってきました。今年も市内各地の情報を収集しながら、地域課題を一緒に解決していけるよう努力したいと思っています。
(花泉・川崎地域担当 狩野)
■明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年も、新たな出会いを大切にしながら地域づくりに貢献していけるように頑張りたいと思います。
(東山地域担当 鈴木)
■地域の方々との会話や関わりを大切に平成26年も頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
(一関 須藤)
■昨年は、地域の会議や懇談会、訪問等でお世話になりました。今年も、少しでも皆様の力になれるよう努めますので、よろしくお願いします。
(idea編集・一関地域担当 金野)
■昨年は地域での様々な活動の場へ伺い、たくさん学ばせていただきました。今年も地域の方々の活動やつながりが良い方向へ広がるよう、サポートに努めてまいりますのでよろしくお願い致します。
(千厩・藤沢地域担当 佐藤)
■今年も各地域の行事、団体のイベントに潜入させていただき皆様の笑顔と情報を発信していきたいと思います。
(idea編集・大東地域担当 千葉)
2月8日は、NPO活動の運営に係る悩みを聞き、解決に役立てていただこうと、「NPOなんでも相談会」を開催。盛岡市のNPO法人シニアパワーいわてから、金融・行政機関のOBである会員さん4名を相談員にお招きし、相談に訪れた団体の方から総務や経理等2時間に亘り幅広い相談を受けました。
相談を終えた方からは、「抱えていた悩みが軽減された。これまでの構想を整理すると共に、地域の要求や需要の収集等に取り組んでいきたい」「法人化にあたり、始まりの部分を教わった。これを機に組織内で協議を深め、必要な部分は相談機関に再度相談したい」等の感想が寄せられ、お悩み解決への足掛かりにしていただきました。
室根地域で平成24年に発足した「室根まちづくり協議会」では、昨年8月に3種類の住民アンケートを実施。アンケートの中には「結果を地域住民に報告して欲しい」との声が多く寄せられ、2月12日から5つの旧小学校区別にアンケートの報告会を行っています。
当センターでは、アンケートの結果が住民により伝わりやすくなるよう、同協議会と相談しながらアンケート結果の「見える化」をサポート。3種類のアンケート結果を1つのスクリーン上で見ることができるようにしました。また、報告会で住民から出された意見等も書き出し、大切な声がしっかりと残るようにしています。この意見が次の活動につながることを期待します。
「NPOってボランティアじゃないの?」「非営利だから儲けていけないんじゃないの?」という疑問とともにNPOの基礎的な部分と社会的役割を知ってもらうため、小野寺センター長が大東高校情報ビジネス科の2年生を対象に講演を行いました。同校はキャリア教育に力を入れており、地域食材を使用した、商品開発・販売を通し地域活性化に貢献する取組の一環として「がんばっぺいわて!」の主体的企画運営に取り組んでいます。
講演では、NPOが職業の選択肢の一つになることを学び、これまでの活動を各々振り返りながら、生徒は真剣な眼差しで聞き入っていました。最終学年となる来年度、生徒の活躍を期待したいと思います。
せんまやサテライト主催の地域づくり講座Ⅱ「情報発信のススメ」は、2月17日に同サテライトで開催。紙媒体・マスコミ・インターネットを活用した情報発信の手法を、それぞれの特徴や強み・弱みを交えて解説。加えて、より効果的に情報を伝えるためのコツや、すぐに実践できる技術等を紹介しました。
特別ゲストには無料情報紙「hanauta」を発行している(有)光成工業から、代表取締役社長の村上さんとゼンマイラボ事業部の清水さんをお迎えし、情報紙を作る上で工夫していることや読者を引き付けるポイント等を学習。最後に「大切なのは道具や手法の組み合わせ方」と締めくくり、講座の後は全員で交流を深めました。
より良い地域の発展に寄与する趣旨で開催された舞川地区自治公民館大会。今年のテーマは「協働のまちづくりと自治会活動」で、小野寺センター長が藤沢町自治会協議会の千田会長とリレー形式で講演を行いました。「地域づくりは自分達の地域で安心、幸せに暮らしていく為のもの。人口減少等環境変化もあり、これからは地域と行政がそれぞれの強みを活かし、知識・経験・関心を持ち寄って話し合うという協働で支える地域づくりが求められる」と協働について語り、金山棚田を守る会、舞川鹿子躍保存会の活動発表には「テーマ型と地縁型の活動の融合と、継続していく事が大切」と助言。集まった160人の聴衆は熱心に耳を傾けていました。
市内の若手農業従事者で組織される「両磐4Hクラブ」のワークショップは、3月18日に合同庁舎で開催。同クラブは、農業経営を行う上で身近な課題の解決方法を検討する等、消費者や他クラブとの交流を通じ、「日本や世界で貢献できる農業者」になることを目的に活動を展開。今後、クラブとして活動の方向性や目標を明確化し、事業化に向けた意見交換会を継続することで、将来の農業の姿を描いていきます。
当センターでは、毎回の会議のファシリテーターを担当させていただき、より円滑な話し合いをするためのお手伝いをしています。今回は「結論を出さない会議」として、それぞれの胸にある想いを出し合い、相互理解を深める場となりました。